散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

琴似で締める

2020-10-10 20:50:02 | 飲み歩き・琴似界隈
小樽からエアポートに乗り、あっという間に琴似へ。そうだなあ、琴似のバー「D」に立ち寄るしかないな。

1杯目は懐かしいサントリー・座をストレートで。ほんのり杉の香り(杉樽を使っていたそうで、そう書いてあったので香りがするような気が…)がして、日本っぽくない味のような気がする。



2杯目は小樽のバー「A」に捧ぐ飲み物は無いかと考えて、多分、一番多く飲んだかもしれないシャンゼリゼを注文。強いがすっきりした味わいだ。



3杯目は今月の目玉、エドラダワー10年シェリーバット(メゾン・ド・ウイスキー)。注文した途端にマスターが珍しく「これは美味しいですよ」とのこと。飲んでみると、シェリー樽の風味、こし餡のような甘さを感じるね。度数が57.9度ということで、単なるマイルドにとどまらない強さもある。



この3杯で気持ちの整理も付き、琴似の街中を歩いて帰宅。

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小樽へ(8)有名な店

2020-10-10 18:50:15 | 飲み歩き・北海道内
予想していたのが半分、ショックが半分で小樽駅に戻る。今日は小樽の超有名店「N」へ初めて行ってみることにしていたのだ。以前、”ニュー”という接頭語が店の名前についている所には行ったことがあるのだが、ここは初めてなのである。

店頭には鶏の半身揚げを持ち帰るのに待っている客がいたが、店内飲食は待たずに入ることができた。席に座ると「番号札をもって注文はカウンターでお願いします」という、セントラル注文システムのようだ。後で納得がいったが、大勢の中で「すみません!」と声を上げるよりは、自分でさっさと注文しに行った方が、よっぽど精神的には良いように思える。

まずはハイボールと浅漬けでスタート。ボリュームがあるので、名物の鶏半身揚げは避けておくことにしよう。



その代わりと言ってはなんだが、鶏皮ポン酢。



刺身盛り合わせも注文。「鶏の半身揚げがメインだろ」とバカにしたものではなく、回転寿司も経営しているため、魚料理も豊富なのである。



これは酒が欲しくなるな。店名ラベルの純米生酒だが、キャップには千歳鶴とあった酒は甘口なのだそうだがスッと飲みやすい。



それから焼鳥のタレも注文。ちょっと味が濃いが、おつまみとしては悪くないね。



締めの大物は鶏手羽先。熱々のこれで鶏半身揚げの雰囲気を楽しむ。



何だかもう少し食べられそうなので、ホッキとトビッコの寿司を注文。これ、ご飯の所がぎりぎりの柔らかさでかなり美味かった。



勘定も思ったより安い。



バー「A」に立ち寄らずに帰る小樽は、何かが足りない…。次回以降、どうしようか。

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小樽へ(7)一つの時代が終わった

2020-10-10 16:40:09 | 飲み歩き・北海道内
何となくそうじゃなかろうかという気がしていたのは嘘ではない。飲みに行く前に、前回訪問した時に営業していなかったバー「A」の様子を見て行くことにしたのである。店の前まで行ってみると、ああ、やっぱり。シャッターの下にチラシがはさまっている。ちゃんと営業していたら、マスターがまさかこんなことを見逃すわけはあるまい。



店の入口横にあった緑色の看板は撤去され、以前は店内にあった「Since 1966」の板が張り付けてあった。



見上げると建物についていた看板もない。



私がこの店に初めて行ったのは2001年1月7日で、当時はネット上の情報もなく、いわゆるグルメ本でもほとんど紹介されておらず、1冊だけある本に掲載されていたのを見て行ってみたのである。

非常に優しいマスターとママが若造の私を快く迎えてくれ(思えば私も30代だったのか)、これは素晴らしい店だと定期的に訪問することになった。マスターは「この人、札幌からいつも来てくださるんですよ」と他の常連にも嬉しそうに紹介してくれ、いつも楽しく飲める店であった。

2016年の開店50周年記念も、本来であれば小樽の常連たちが中心になる所へ私もお邪魔させてもらって飲ませていただき、それも含めて通算訪問回数63回となった。最後に行ったのは今年の6月13日で、その次、8月8日に行ったときはもう閉店していたようだ。

私より年上のバーテンダーも段々減って来て、小樽の心のよりどころだったこの店がついに閉店してしまったか。今、検索してみると今年の7月31日に先行きのことも考えて閉店されたということで、マスターもママも元気らしいので、それが何よりであったと言えるだろう。

ごちそうになった最後の一杯はペロケソーダだった。



ありがとうエーワン、さようならエーワン。マスターとママ、いつまでもお元気で!
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小樽へ(6)記念塔&ガラクタ

2020-10-10 16:10:37 | 美術・アート
続いて、小樽文学館へ。ええっ、カフェは休業中か。無理もないが、ここでコーヒーを飲んで休憩するのを常にしていたので、大変残念だ。



■市立小樽文学館「北海道百年記念塔展」。百年記念塔が50年かそこらしか持たず、取り壊しになりそうな件。



大橋鉄郎「ピースシリーズ(北海道百年記念塔)」。



佐藤拓実「塔の群れ」:古今東西の塔(バベルの塔まで入っている)と百年記念塔を描いた作品。



佐藤祐治「空白を耕す」:札幌近郊を中心に開基碑、開拓碑、記念碑を撮影したもの。碑の部分をくりぬいて手前のガラスケースに、残りを壁に貼り、碑が無くなった空白を示す作品。



百年記念塔の模型(作者の名前を記録に残しそびれた)。



佐藤拓実「北海道百年記念塔」。





■市立小樽美術館「私の愛したガラクタ図鑑 中本尚子コレクション展」。もちろん「百年記念塔展」も興味深いものではあったが、私の心を激しく刺したのは、こちらのミニ展示であった。中本尚子はかの有名な「レトロスペース坂会館」の副館長。坂会館に行ったときに、白衣の謎の人がいるなと思っていたのだが、あの人か。

これは納豆のパッケージ。



箸袋は実は私も集めていたりする。



中本尚子、無類の小豆好きらしい(来館者が知っているらしく、そんな話をしていた)。



当然、羊羹も好きなのだろう。



ボックスティッシュの切り取った蓋。色違いも全部集めたくなる気持ちはよく分かる。



狭い展示スペースにこれでもかと展示があるので(写真はごく一部)、ぜひご覧いただきたい。



本日の美術館等巡りはこれで終了。
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小樽へ(5)額縁&巴水&博

2020-10-10 15:05:41 | 美術・アート
さて、小樽の街中に戻って来て、まずは運河沿いのここから。

■小樽市総合博物館運河館「額縁の世界ー名脇役のお仕事」。



加藤一豊「横向きの裸婦」。市立小樽美術館より出品。



加藤一豊「窓辺の静物」。



作者、作品名を記録し損ねたが(確か加藤一豊だったと思う)、祭壇型額縁(タベルナクル額縁)に入った人物画。



小樽にある宮井額縁店、石井ガクブチ店の資料。



続いて、小樽芸術村へ。

■小樽芸術村「浮世絵展2020 第4期 川瀬巴水・吉田博と旅する日本」。



川瀬巴水が登場して新版画の制作工程を見せる渡邊木版畫舖の写真資料。



川瀬巴水「旅みやげ第三集 出雲松江(おぼろ月)」:昨年行った松江を思い起こさせる。懐かしい日本の風景。



吉田博「グランドキャニオン」:優しい日本の風景だけかと思ったら、こんな意外な作品があった。



川瀬巴水「日本風景集第一輯 東日本編 札幌中島の月」:おそらくは街はずれ番外地であっただろう中之島の風景。



美術館の本館には新収蔵品として、伊藤若冲「雪柳雄鶏図」、黒田清輝「荒苑斜陽」、岸田劉生「鵠沼風景」が展示されているらしい。そちらの方はいずれまた訪問することにしよう。

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小樽へ(4)北海製罐スペシャル

2020-10-10 13:42:54 | いろいろ写真館
小樽市総合博物館の手宮口から出て、旧手宮線へ。この辺は幅広になっており、散歩で歩いていると思しき方が何人かいるようだ。



建物などを眺めながら小樽運河方面へ。私は本格的な小樽の歴史的建造物にはそれほど興味が無く、その手前の古いんだけど特に保存しておくほどじゃないんだよな、という建物に興味があるのだ。



前回この辺に来た時には見つけられなかった、正部家一夫句碑「冴返る運河多喜二も整もかな」を発見。



そして、小樽工場第3倉庫の年度内の解体を検討しているというニュースが流れた、北海製罐株式会社の写真を特集公開しよう。私以外にも付け焼刃カメラマン(本格的かもしれないが)が何人もいたようである。







次の写真が問題の第3倉庫らしい。ネットで検索すると、仮面ライダーの悪役「ショッカー」の基地として登場したこともあるという由緒正しい建物なのだ。しかしながら、コロナ禍に伴う外出自粛要請で自販機やコンビニでの販売が急減したのと、小樽市の条例で商業施設への転用が難しいことから解体する方向なのだとか。



このシューターのようなところが特徴的。



1990年・都市景観賞の掲示もあったが…。



建物の横に回り込んでみる。



どちらかというと海側の壁の損傷が激しいらしい。



近くの歩道に出ると、その先に旭橋が見えた。



旭橋のたもとには、謎のモコモコとした物体がある。



海側から赤い屋根と煙突のある工場を見る。



第3倉庫の建物には、壁全体に保護ネットがかけられている。



「ショッカーの戦闘員も夢の跡」
とりあえず、こんなところで終了。
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小樽へ(3)きのこ

2020-10-10 13:20:40 | 美術・アート
さて、本日の小樽市総合博物館。



私が見たかったのは企画展「きのこの色・形・ふしぎ」である。



韓国で発行された「キノコの切手」。これ数えきれないくらいシリーズを続けられそうだ。



「キノコ図柄の輪島塗」。キノコを描いているが、菓子皿だそうだ。



イギリス製「キノコのトランプ」。キノコの英名が興味深いとあるが、そこまで見てこなかった。



「キノコのストラップ」。特に舞茸は「おいおい、舞茸落ちてるぞ」と言いたくなる雰囲気。



菌類から栄養を得て生きる「菌従属栄養植物」ツチアケビ。何となく、キノコより植物の立場の方が強いイメージだったが、その逆で細々と生きる植物もいるようだ。



虫に寄生するキノコ、いわゆる冬虫夏草。世界で500種以上が知られているが、日本はそのうち400種くらいが生息するという冬虫夏草の宝庫なんだそうだ。いや、知らないことだらけだわ。



そしてキノコは素人さんが手を出していけないというのは当たり前の話。テングタケ科テングタケ属「タマゴタケ」はすごい色だが食用になるそうだ。



どうみてもシメジをゴツクしたような「イッポンシメジ」は有毒なのだ。



すっかりキノコ展示を楽しんで、博物館の裏口側から外に出る。ちょうどアイアンホース号が動き出したところだが、人は20名強くらいしかいないので、人が大勢いるという感じはまったくしない。土曜日の昼過ぎでこれなら、安心して遊びに行っても良いと思う。


→どっちかというと、こっちの方が私には懐かしいのだね。
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小樽へ(2)列車で

2020-10-10 12:42:20 | 食べ歩き
小樽駅から手宮まで歩いて行く途中に蕎麦屋さんがあったような気がするのだが、今日は目に入らなかった。手宮には市場があり、そこには海鮮を中心にした食堂があるのだが、いかにも昼食としては高価である。迷った結果、小樽市総合博物館といえば目立つあそこへ。



そう、列車を改造してレストランにした「T」ですよ。一度は行ってみなくてはと思っていたのだ。店内に入ると意外とスペースもあり、落ち着いた雰囲気。元は2人掛けだったであろう席が1人用になっているので、そこに座る。メニューは単品も豊富だが、ランチがお得そうだなあ。



何となくBランチにしてみるか。今日は野菜と魚介のミックスフライらしい。最初に玉子入りポテトサラダが出てくる。



そしてさほど待たずにランチが到着。うう、写真じゃ分かりにくかろうが、結構なボリュームだ。



ご飯とスープ、フライは鮭・海老とカボチャ・ピーマン・ナスが盛られ、そこにブラウンソースがかかっている。いかにもボリュームがあり、濃厚そうだなと思って食べ始めたが、揚げ方が良いのだろうか。意外とあっさりしていてスイスイたべられる。特に久しぶりに食べた鮭フライなんてのは、北海道らしくていいじゃない。

せっかくなので、食後にコーヒーを追加。かなり素敵なカップに入って、味もいい。ランチ時には220円で追加できるので(日祝除く)、これは大変お得である。



他の客は子供沢山の家族連れ、母と小さい男の子、楽しく観光中? 女子3人組と誰でも気軽に入れる店である。博物館に行くなら、ここで昼食を取るのはお勧めではなかろうか。

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小樽へ(1)手宮へ

2020-10-10 11:44:14 | いろいろ写真館
今日は天気もまずまずで小樽に向かうことにした。高速バスには10人も乗っていないだろう。窓から秋空と紅葉(がちょっとだけ始まったところ)が見える。





小樽駅前に着き、西方面へと向かう。手宮まで行きたいのだが、小樽のバスは実に分かりにくい(私だけ?)。歩いてもさほどの距離ではないので、変に迷うよりは徒歩だ。途中でちょっと古びた感じの建物を撮影しながら歩く。











おお、銭湯があると思ったら、最近閉業したようだ。入口の所に「風呂道具置いている方は至急持ち帰り願います」という張り紙が貼ってある。



手宮バスターミナルの裏側に到着。



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