テレビ三昧 鬼平犯科帳に大学ラクビーと

９日
雅君も予定より早く帰ってしまい実に静かな朝の我が家、明るい陽光が差し込む台所のヒーターに９時前点火したら１度と出て、暖まった頃にかみさん起きて来て遅い朝食を済ませた。
縁側に燦々と陽がさしてサッシを開け放ち空気の入れ替え、実に爽やかな冬のひと時で、もしこれが寒い日だったら余計に寂しく感じたのではと。

朝食後からかみさんは居間で何やら文書の整理等片付けに熱中していた。私は自室でドラマ等を見てのんびりとした一日を過ごした。

最近テレビから時代劇が減った。ＮＨＫ大河を除くとレギュラー番組は皆無の感が。
今夜は鬼平犯科帳のＳＰがある。作家池波正太郎の人情の機微がドラマに表現され、最初にＯＡされたのは１９６９年ＮＥＴ（現テレビ朝日）８代目松本幸四郎主演でスタートし、東京に居た頃寮のテレビで見たような気がする。

その後主役が丹波哲郎、萬屋錦之助と変わって放映されたようだがこれは見ていない。というか、当地方にはこの番組の放送局がなかったのである。
これらの作品は現在ＢＳフジや時代劇ＣＨでずうっと再放送されており、池波作品の人気のほどがいかばかりか知れる。

その後我が県もテレビ東京以外の民放全てが見られるようになり、'８９年２代目中村吉右衛門主演（フジテレビ）になってからは、あのテーマ曲に魅かれて'０１年５月まで９シリーズ制作され、ビデオの普及もあり殆どの作品は見た。

好きが高じてＳＰ版だけは再放送を録画しＤＶＤにダビングしたり、レンタルしてはコピーしたりして、その数３０枚ほどに、時々見ては懐かしく・・・

原作以外は脚本化しないと原作者と取り決めをしていたとか、その後'０５年以降はＳＰ版として何度か制作され今夜のもその最新作で、勿論ＢＤにダビングしコレクション棚に。顔等に老いを感じるが、渋い演技は流石だ。

１０日
冷え込んだ朝だが雪が積もらない分余計な仕事が無いので助かるなあと思いながら今朝も遅い朝食を。朝方は雪がちらついていたが日が照り出して凌ぎやすい。

昼食後大学ラグビー決勝戦を。
国立競技場がオリンピックの向けて解体工事の為、味の素スタジアムで開催、６連覇を狙う帝京に対し国立大初の優勝を目指す筑波が、晴れた日差しを浴びて対戦。
今年も対抗戦グループやこの選手権では圧倒的な強さを誇り勝ち上がった帝京が、開始早々トライ・ゴールと押し気味にゲームが進行。相手ボールをなんなくターンオーバーする帝京が続けざまにトライをあげて優位に立ち筑波大を完封し前半を終えた。

後半最初のトライを挙げたのはワンチャンスからつないだ筑波だったが、帝京がＰＧで追加点、直後にトライと筑波に反撃のチャンスを与えない防御力をみせた。その後も早い展開でトライを挙げリザーブプレイヤーも活躍し選手層の厚さを見せて圧勝し６連覇を達成、筑波が準決勝で見せた驚異の逆転劇を期待したが帝京大には通用しなかったのが残念。

卒業そして新入学と選手が入れ替わる高校や大学での連覇は容易な事ではないだろうが、過去同志社の３連覇、早稲田、明治、関東大の２連覇だけで、帝京大の６連覇は驚異的な事で恐らくこれは破られる事は無いのでは。

今年初の受診

８日
まだ真っ暗な中病院に車を走らせた。
バックミラーに舞い上がる雪が映り、車内はヒーターが暖まらず寒い。５時半病院玄関に到着、何とまだ誰も来ていない。診察券出しで並ぶようになって３年ほどになるが、初めての先頭でこれは寒いので出足が鈍いのであろう。

診察券を６時に出して一旦家に帰りネットなどを見て過ごした。雅君８時に起きて来て一緒に朝食を済ませ８時半に再度病院に。

最初に名を呼ばれ血圧測定をし、看護師さんから「後でいろんな検査のため呼ぶまで待っていて」と。いつもは血圧測定のあとすぐに採血するのだがどうして？
やや暫くして心電図・採血・胸部写真・心エコーと流れ作業のように。９時半診察室に早朝並んだ人が名を呼ばれ、私は検査結果が揃うまで後回しの様だ。
ようやく名を呼ばれて診察室に。一年前の検査データと比較した説明を受け、特に異常所見は認められないと。

心電図等でも波形に心筋梗塞やった名残部分を指してよく診ないと見逃す程度とか「波形自動診断ではノーマルと出てますよ」と。また血液検査のＢＮＰ数値は正常値で「この検査は清野先生達がすすめてるんですよ」と説明があった。
今年初の受診を終え１１時前に自宅に戻った。

雅君はどんぶくを着て漢字難クロを漢字辞典とくびぴきでやっていた。
１２時２６分の電車で帰るので早めの昼食。雅君の希望で磯部巻とあんこ餅を食べる事に。ストーブの上に並べて次々と焼きあがるのを「アチーィっ」と言いながらほおばっていた。

意外とのんびりしており１０分前になって慌てて家を出て駅の階段を駈け上って行くのを見送った。
発車時刻を１０分ほど過ぎてもホームに行ったかみさんが戻らず、暫くしてやってきて「新幹線遅れに在来線列車の発車を遅らせた」らしく「慌てて走るんでなかった」と疲れ顔。これで長い年越から正月にかけての一切の行事を全て終え、本当にお疲れ様でした。

遂にいつもの高齢者世帯になり、静かな夕食、そして都丸が更けていく・・・