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本のスロー・ファイヤー

2010-05-07 23:56:17 | 整理、収納、の話
皆さんの家に蔵書は何冊ありますか?

本棚に入りきらず、床の上に積み重ねているのはウチの親戚。
およそ1,500冊はあろうかと思われる本を
読み終わった山、これから読むつもりの山、コミックの山、etc・・・
山脈作って 時々なだれおこして遭難状態らしい。

本人はそれをまったく気にしない、というより、その状態が
「落ち着く~、」そうなのでほっといてますが。

私設図書館(?)を予定しているお客様のために
蔵書を傷むことなく検索もカンタンにする保管方法を調べていたら
「スロー・ファイヤー」という言葉に出会いました。

本の劣化を招く症状のことで、

(以下安江:スロー・ファイヤー)より抜粋


1000年前の紙が良好であるのに、新しい技術で大量に作られた酸性紙が100年程度で、粉々になってしまうほど劣化する原因は、サイズ剤(インクの滲み止め)に添加される酸性物質、特に安価で酸性の強い硫酸アルミニウム。
酸は乾燥した環境で脱水剤として働き、いわゆるスローファイヤーといわれる症状を引き起こし、また、湿った環境においては加水分解を加速させる要因となる。
 米国の研究図書館では、蔵書の4/1、3/1が劣化してしまっていると言う。
しかし、日本の図書館では、戦後の仙花紙資料や新聞紙には劣化の著しいものもあるが、一般的な蔵書の劣化の度合いはそれほどひどくはない。
 現時点でのアメリカにおける蔵書のスロー・ファイヤーの最大の原因は、冬季の暖房だ。酸性紙蔵書が、暖房による乾燥・脱水によりスロー・ファイヤーの被害に遭遇している。


ふーーーーーん コムズカシイ

つまり、温湿度の変化により 酸性紙に含まれる水分量が増減するため
潤ったり乾燥したりを繰り返すのが原因、という解釈でいいのでしょうか?
乾燥によってアルミニウム内の成分、硫酸が濃縮されるため強い脱水作用をもつようになり、結果としてボロボロになりやすい、と。


日中は全暖房、夜は省エネのため暖房を切る。
この当たり前のことが、本にとっては命を縮めることになろうとは・・。

スロー・ファイヤーの犯人は紙中の酸と、暖房を入れ空調を整えた文明の進化、
とすれば、

私設図書館を作る時に一番注意しなければならないことは、
湿度のコントロールなのねエ。
特に、冬。
暖房を入れる時は加湿して、50%前後の湿度を維持すること

人間のお肌も本も 湿度が大事、ってことです。
うるおわなくっちゃ




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お尋ね (アップルプル)
2010-05-08 09:15:54
お問い合わせからのメール2件届いてますでしょうか?
返信する
アップルプルさま (Unknown)
2010-05-08 22:54:57
お問い合わせに2件 返信させていただいてますが、届いてませんでしょうか?
申し訳ありませんが、メールにてご連絡先をお知らせいただけますか?メールチェックが夜遅くなることがありますが、コチラから必ずご連絡させていただきます。お手数おかけして申し訳ありません
返信する

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