本日、市民待望の「室蘭市民美術館」がオープンしました。公設公営で市民団体、「室蘭市民美術館をささえる会」が企画から運営までを全面的にサポートする、他の美術館では例のない運営方法を取っています。そのオープニングを飾る企画展が野本醇・福井正治二人展です。二人は旧制室蘭中学の出身で市民美術館の開館記念としては最高の組み合わせだと思います。オープンはしたけれども訪れるお客さんがいない、ということにならないように、これからが正念場です。今後は正式な美術館としての登録はもちろんのこと、市民の皆さんが気楽に足を運べるような雰囲気作りも大切になってきます。常設展や企画展、体験学習などをとおし、本物の作品をまじかに体験できることは重要なことです。行政と市民が一体となって、小さくても室蘭らしい美術館に育ててほしいと願っています。
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