新春特別講演会で、三橋貴明氏による「日本経済・大復活へのシナリオ」と題した話を聞いてきました。
デフレ脱却には名目GDPの増加が必要で、そのためには国の公共投資を増やさなければならない。
諸外国と比べても道路整備が進んでいるとはいえず、まだまだ足りない。
新幹線も計画されている路線はすべて開通させるべき。
巷で言われている国の債務残高はまやかしで、長期金利との関係や、日本国債の所有者構成をみても破たんとは程遠い。
イタリアやギリシャなどとは違い、外国投資家が保有している割合は低く、90%以上が円建て取引で国内投資家。
国の中央銀行である日銀が国債を担保に通貨の発行を行い、国民が国にお金を貸している状況である。
ただそれが、株式投資や為替取引、土地への投資、先物取引などに回っているので実体経済、つまり国民の所得は増えていない。
なので、公共投資や消費など、直接物価に影響するお金の使い方をする必要がある。
それによって名目GDPが上がり、国民の所得が増加する。
心配されている人口減少も高齢化もさほど心配する必要はない。
高度成長期と比べても、生産年齢人口には劇的な変化は見られない。
生産者一人当たりの生産性を増やし、消費や投資を増やす。その結果総需要(名目GDP)が増えてデフレから脱却できる。
それが、「日本経済・大復活のシナリオ」だそうです。
にほんブログ村
全国市議会議員ブログランキングに参加中です。ここをクリック!!