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小学校高学年の頃、心霊モノが流行った時がありそのジャンルの本はよく見ました。
怖いのだけれど、見たい。要するに怖い物見たさです。
おかげで夜中にトイレは怖くて、極力行かないようにしていました。
(当時のトイレは和式だし、寝ている部屋から離れた場所にあったしで)
幸いに、この年になるまで幽霊の類は見たことも、気配も感じたことはありません。
見たとしても多分気づいていないのでしょう、といった感じ。
久しぶりに、そのような不思議な本を読んでみました。
『冥界からのサイン』 松谷みよ子著 筑摩書房出版
知らず知らずのうちに忘れていた、目に見えない存在や目に見えない世界の存在。
年齢を重ねるとツラの皮が厚くなるといいますか、自分中心に物事を考えてしまっていましたが、
それではいけないという気分にさせられました。
現代民話が主題となっています。多くの人の科学では証明できない不思議な体験談がまとめられています。
キジムナーや座敷童の話があるかと思えば、人が亡くなるときの不思議な出来事、幽霊の話、と盛りだくさん。
春の夜に読んでいましたが、読んでいるうちに少し気温が下がったような感覚に襲われました。
要するに、怖かったです。淡々と書いてあるので、よけい怖いです
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また夜中はトイレに行けそうにありません・・・。