ほんわかと健康に暮らしたいと願う日々

アラフォー・働く母。3世代同居プラス犬と猫。毎日があっという間に過ぎていきますので、その忘備録と愚痴(笑)。

『白鳥の湖』の思い出

2014-03-14 11:04:25 | 日記
チャイコフスキー:交響曲第4番/バレエ組曲「白鳥の湖」
クリエーター情報なし
ユニバーサル ミュージック クラシック

『白鳥の湖』ピョートル・チャイコフスキーによって作曲されたバレエ音楽、

およびそれを用いたクラシックバレエ作品です。


学生時代、人生初のアルバイトをした時の出来事。

飲食店で、ご主人と奥さん、そして女性パートさん2名、アルバイト私を含めて2名の構成でした。

ご主人は「店長」と呼ばれていました。この店長さん、すごく気分にムラのある方でした。

ご機嫌な時はうるさいくらいよくしゃべるのですが、ひとたび機嫌が悪くなると黙り込んでしまいます。

負のドロドロしたオーラが店長の背後から立ち上っているのが見えるようでした。

もちろんお客さんあっての商売なので、お客さんへの態度ははいつもと大差ありませんが、

従業員とは必要最低限の会話しかしなくなります。それだけならいいですが、モノにあたる傾向があり、

出来上がった料理(店長は調理を担当)をたたきつけるようにカウンターに出すため、

熱い汁が時によっては飛び散ります。フォローをするこちらが大変でした。

機嫌を損ねる理由はさまざまあるでしょうが、(奥さんとよく喧嘩してましたので)、我々従業員に対しても

思うところは多かったのでしょうか。よく言っていたのが

「今時の若いものは注意をするとすぐにやめてしまう。」

これはいつの時代も変わらないことですよね。

ただ、口に出さないと態度に現れるので、注意はその場で直接本人に言ってくれた方が、後腐れなく

お互いのためになるのにな、と思っていました。

少人数の職場のため、いつのまにか店長の顔色を伺うようになっていたある日。

出勤すると、店長が黙々を仕込みをしていました。

そして珍しくクラシックが流れていました。その曲がチャイコフスキーの『白鳥の湖』

大音量で

 びっくりしました。挨拶だけしてとりあえず普段通りの仕事に入ったら、少しして店長は

何事もなかったかのように曲を消しました。

あとにも先にも大音量でクラシックを流してたのはその時1回のみでした。

何があったのでしょうね????

その後、私はその職場を辞めましたが、1年くらいしてから訪ねてみたら、閉店していました。

聞くところによれば、店長さんが体調を崩されて、商売をやめられたのだとか。

 あれ以来『白鳥の湖』を聴くと、店長さんどうされているかなぁと思います。

多分70歳は超えてみえるハズ。今から思えば経営者であるため、色々な心労もあっての

ことだったのかな、それともそんなに深く考えるほどのことでもなかったのかな。真意は

わかりません。

しかし、大音量で曲を聴くのは、周りに誰もいない時だけにしたほうがいいということを学びました。



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