「HERE 時を超えて」
ロバート・ゼメキス監督×トム・ハンクス+ロビン・ライト=フォレスト・ガンプメンバーが再結集!…なんかこーゆーの最近多い?
何故今フォレスト・ガンプメンバー再集結したんだかよく分からんのだけど少なくとも日本ではそれ程話題になってない?あんま派手なプロモーションしてませんよね?(滝汗)
本作はリチャード・マグワイア氏著の同名タイトルグラフィックノベル(邦題の副題はなし)「HERE 」を実写映画化したものだそうです。原作も勿論全く知らん💦
あらすじ
1945年、戦地から戻ったアル(ポール・ベタニー)と妻のローズ(ケリー・ライリー)は家を購入し、やがて息子のリチャード(トム・ハンクス)が誕生する。絵を描くのが上手でアーティスト志望のリチャードは、別の高校に通学するマーガレット(ロビン・ライト)と出会い恋に落ちる。マーガレットは高校卒業後に大学へ進学して弁護士を目指すはずだったが、予想外の人生が彼らを待ち受けていた。(Yahoo!検索情報から丸パク)
本作は見せ方に凝っていて、ある場所を定点観測しているんですが、それが↑上記のあらすじのドラマをただ見せているという訳ではなく、定点観測地点を太古の白亜紀から氷河期を越え、人類の誕生からネイティブアメリカン~西洋人の入植~(この辺りで定点地点に家が建つので以降は家の中のリビングの様子)~WW2を経て近代~現代をタイムラプスのように…順番に見せるのではなく、時代が行きつ戻りつしながら細切れに見せて行く訳です。
だから結構話が進むまで(と言うか進んでも尚)コレはいつの時代のネタなんだ?ってちょっと混乱したりして。流石に恐竜出て来たり泥んこの道を馬車でガタガタやってるのはかなり昔の話だわな、とすんなり分かるものの定点地点に家が建ってからは少なくとも5組の家族(正確には4組だけど途中で世代交代があるので)の物語が平行して切れ切れに映し出されるのでところどころで「ん!?コレはリチャードの親世代か?あ、違うかその前のリクライニングチェアで大儲けした夫婦か?」みたいな感じで頭が混乱しましたね💦
とは言うものの、一番長尺取っていてメインで見せているのは↑あらすじにもあるWW2後にこの家を買って移り住んだ「アル×ローズ夫妻」とその息子リチャードとその嫁マーガレット夫婦の2世代の家族の話。リチャードとマーガレット夫婦がこの家を手放した後にこの家に住んだ黒人ファミリーの話もエピソードとして出て来ます。
はっきり言って…特に楽しいエピソードがある訳でもなく、ドラマティックでもなく、ホラーでもサスペンスでもなく、本当に何処にでも転がっているようなごくごく普通~の家庭の歴史の断片を切り取っては見せるというのを繰り返しているだけなんですが、きっと本作は40~50代以上の年代の方(特に既婚者と離婚経験者)には色々刺さる部分があるんじゃなかろうかと思います。若い人、それから中年以上でも独身の方には何が面白いのかイミフの可能性大です💦
そんな訳で、映画始まってしばらくは「で?何が言いたいんぢゃ。と言うか時系列バラバラ過ぎて訳わかんねーし💢」状態だったものの、話が進んできて…マーガレットが自分達の家にこだわっているくだりとかローズがおかしくなって来てアルと一緒に施設に入るから云々~辺りから自分も身につまされるような、「あぁー分かるわー(←マーガレットにやや肩入れ中)」みたいな感じになって来ましたね。どうしても自分が嫁の立場だから嫁に肩入れしちゃうけど、男の人はやっぱりリチャードに肩入れすんだろうな、とかね。
決してハッピーエンドではないし、かといってバッドエンドとも言い切れない、人の心と一緒で1つの形に収まる話ではない、というのもBBAの心に余韻を残しましたわね…
ところで本作、トム・ハンクスとロビン・ライトがなんとティーンエイジャーから演じているのも話題ですが、まあ最近このパターン増えて来ましたが往年のスターを最新の映像技術ですっかり若返らせちゃうヤツ。本作でもエゲツなく若返ったトム&ロビンカップルに目ぇ向きましたが(苦笑)、最新の技術で声はなんとかならんかったんかーい💢
プリプリツヤツヤお肌のトム(高校生)の声がシワシワジジイのダミ声ぢゃねーか!←ちょ、おま…💦
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