天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「シャザム!(吹替版)」試写会@18作目

2019年04月15日 | 映画感想
「シャザム!(吹替版)」試写会

ひっさしぶりに試写会当たった~(^^♪
でも吹替版だったのがなー。まあいいけどさ。
予告編見て「面白そうだな」と思ったものの、見覚えのあるキャストはヴィラン担当のマーク・ストロングしかいない。
それどころか監督さんの名前(デヴィッド・F・サンドバーグ)すら多分初見…と思ってちょこっと調べてみたらこの監督さん元々ホラー畑の方だそーで。
どおりで見覚えない訳だ…自分ホラー苦手なので完全にスルーしてましたねw

あらすじ
14歳のビリー少年(アッシャー・エンジェル)は幼い頃に母親と生き別れて里親と暮らしているが、実母を探し続けて家出を繰り返す為に里親を転々としていた。
家族ごっこではない実母との生活を夢見るビリーは里親と馴染まず孤立していたが、ある日「魔術師」に見出されて新たなヒーローとなるべく様々なパワーと身体を与えられた事で生活が一変する。
「シャザム!」と叫ぶと白マントで筋骨隆々の大人の身体に変身してしまうビリー(ザカリー・リーヴァイ)だったが、心は少年のままなのでスーパーパワーを持て余していた。

DCにしては珍しくカッ飛んだキャラだなぁ~!
なんとなくだけどマーヴェルの方は割と陽気なキャラ多めで、DCの方はバットマンとかスーパーマンに代表される「シリアスキャラ」が多めな印象ありますよね。
その中にあって「見た目はオトナ、中身は厨二病」というトンデモキャラが登場。厨二病ってか、ガチの中二なんだけどw

魔術師はご高齢にしてたった1人で「七つの大罪」を封印して守って来たのでそろそろ力尽きそうで、それで自分に代わって世界平和を守ってくれるNEWヒーロー候補を探しているという設定。
ヒーローになるには「高潔な心と身体を持っている」事が条件で、過去何十人もオーディションをして来たんだけどなかなか条件に見合う人に出会わなくて…
ってね、言っちゃアレですがそのビリー少年が条件に見合っているようには少なくとも見えなかったんですよね(苦笑)
ただ、ビリーをスカウトする前に力が弱っちゃってウッカリ「七つの大罪」のクリーチャー軍団を「Dr.シヴァナ(マーク・ストロング)」に持って行かれちゃったので
ちょっと焦って「もーお前でいいわ!お前弱いものイジメしてるヤツらに1人で立ち向かってたしな!」みたいなノリでスーパーパワーを与えたようにしか見えないwww
因みにDr.シヴァナは幼い頃にヒーロー候補に選ばれて魔術師のテストを受けているが邪心持ちだった事で不合格になったという過去持ち。この設定は面白いと思った。

で、スーパーパワーを魔術師から押し付けられてからの展開がいかにもイマドキ風。
とりあえず自分にどんな力があるのかなーんも説明されずに魔術師は寿命を終えて消えてしまったので、色々実験動画を撮っては動画サイトにUPして行くんですわねw
しかも最初は使えなかったパワーも練習する事で段々使えるようになったり。まるでRPGでキャラをレベルアップさせて行くようなノリです。^^;

一応話の流れの中で重要なキーワードが「家族」
主人公のビリーは仮の家族ではなく実母との「本物の家族」を渇望しているし、Dr.シヴァナも幼少期から父親に邪険に扱われて大人になった現在も兄貴ばかりが重用されて自分は蚊帳の外。
特に子供の頃に魔術師のテストに不合格になって魔術師から「お前じゃーダメだ」と言われた事が父親からの得られない愛と相まって物凄いトラウマになってたりするんですよね。
更にはビリーが新しく暮らす事になったグループホームは自分と同じような境遇の子供達がわんさか居て、それが「似非家族」を形成しているのがどうにも居心地が悪いというかね。
ビリーにとっての「家族」とは何なのか。コレが本作の中で重要なポイントだったと思いますね。

という訳で、今までのDCコミックキャラの中では圧倒的に「お子様向け啓発系」な展開だったと思います。
Dr.シヴァナと対決する場所がショッピングゾーンの玩具売り場だったりクライマックスのバトル会場が移動遊園地だったりするのも明らかに子供目線の設定。
まあ考え方によっては「かつての子供達に向けて」という事なのかもしれません。

ところでちょっと気になったのが…そもそも魔術師からパワーを受け取った時、魔術師はパワーを全て手渡した事で塵となって消えていきましたわね?で?ビリーは?(滝汗)
まあそこんとこの設定がよく分かんない(そもそもあのパワーは何人にでもコピーして受け渡す事が出来るって事???)のですが、少なくとも続編作る気満々な終わり方してますし…
あー、本作もマーヴェルレーベルと同じでラストのスタッフロールの後で「次回のぷち予告」みたいな映像入りますので、スタッフロール途中のおまけ映像を見ただけで満足して帰らずに
ちゃーんと最後の最後まで席を立たずに観るようにしましょう。^^;

ま、同じDC系だからいいんだろーけどア〇アマンをいきなりディスったり本当にやりたい放題でいいキャラでしたわw
マーヴェルでいう所のデップー(デッドプール)系かな。個人的にはシャザムとデップーだったら…デップーの方がセクシーだし大人向けで好きかなーw

最後に…吹替版だったので…
ビリーが「シャザム化した後(大人)」の声を菅田将暉さんが担当されていました。
うん…彼演技も上手いと思うけどアテレコもかなりお上手だと思うんですよ。思うんですが…この見た目のキャラと根本的に声音が合ってない気がするんですけどね。^^;
見た目よりも声が若々し過ぎるというのか、この身体付きの大人の声だったらもう少し太い声の人がアテレコした方が良かったんじゃないかと思いました。蛇足ですねすいません。

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