山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

キノコ防衛隊、出動!

2022年10月19日 | キノコ料理

 本日の収穫物からワサビを抜いて、ブナハリタケを抜くと、

       こうなっちゃった

 これは、あまりにも少なすぎ。何を作っても、キノコの存在感が薄くなりすぎてしまう。キノコ君、大ピンチ!

 じゃあ、どうすればキノコ料理を楽しめるか考えてみた。

 これからの収穫物を待つか、これまでの収穫物を足すかのどちらかでしょう。ちょっと悩んだけど、今回はキノコを『足す』方ですね。

 だって、あるんだもの。冷凍品も瓶詰めも塩漬けもスタンバイしてるんですよ。で、今回は何を使うかということになるんだけど、塩漬けでしょうな。

 それでは、『キノコ防衛隊』出動!

 何が出動したかというと、これです。

       ナラタケの塩漬け

何年か前に漬けておいた物です。ナラタケが足りないんだから、ナラタケを増やせばいいという発想。ナメコも増やしたいんだけど、別の用途で使う予定なので、出動なし。これで十分なはず。

 まずは、塩漬けを戻します。 あっ、すみません。作りたいのは、

   ≪キノコ汁≫です。

 寒くなってくると生えてくるキノコを調理して、身体の芯から温まろうという料理です。では、

 下ごしらえの部

 ・塩漬けにしておいたサワモダシ(ナラタケのこと)を軽く洗って、沸騰したお湯に入れます

 ・すぐに火を止めて、軽く混ぜて蓋をします

 ・すっかり冷めるまで待ちます(今回は3時間かからずに冷めました)

       水にさらして準備OK 

 ・ベースにする汁は、鶏肉出汁です。食べやすい大きさに切ります

 ・1ℓのお湯で出汁を取ります

 ※今回の具材です。キノコにニンジンと里芋が入ります

 ・アクを掬い取ったらニンジンを入れて火を通します

 ・続いてキノコを入れます

       既に加熱処理済みなので、ひと煮立ち

 ・里芋は薄切りにして使うので、溶けないように最後に入れます

 ・出汁醤油250mlと顆粒だし、塩で味を整えて待機

 ・盛りつけの時刻に合わせて里芋を入れたら加熱

 ※沸騰して間もなくすると、里芋が浮いてきます。それで完成

 ※里芋は、皮剥きの段階で水から15分間茹でてあるので、殆ど火が通っています

 あとは、冷めないうちに戴きましょう。

       アツアツ・ハフハフ・ウマウマです

 これが、秋の夜長の食卓に、よく合うんだなあ。みんな喜んで食べていました。

 でも、ここに何年か前のサワモダシが入っていることは、誰も知らないかも。

 今回は、キノコ料理のピンチを救ってもらいました。君たちは、確かに『キノコ防衛隊』だ。我が家の食卓には欠かせません。

 まだ残っているから、困ったときに、また出動しておくれ。

 そしてですね、今後大量に採れたら、防衛隊を補充・強化しておくことが大事だということが改めて分かりました。

 今年も沢山採れますように。山の神様、どうかよろしくお願いいたします。