山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

遙かなるモンブラン(後編)

2022年10月16日 | 山菜料理

 拾ってきた栗。それを加工して出来たマロンペースト。

「早く調理して、美味しいうちに楽しまなければ!」

という気持ちが湧き上がってきます。やっぱり、冷凍保存に頼らないで、出来たての本来の風味を楽しみたいです。

 でも、送られてきたサンマの方がずっと足が速いから、マロンちゃんの方が足止めを食ってしまっていました。で、今後の日程を考えると、仕事とボランティアが立て込んでいて、今夜作ってしまわないと作る時間がないということが分かりました。そのため、今夜、秋刀魚料理をしながら頑張ることにしました。

       『栗の渋皮煮』ができたのが18:30頃

 ここから、更にペースが上がります。

 ・オーブンを170℃で予熱。 その間に生地作り。

       『アーモンド生地』の材料

 ・バター30gを、耐熱ボールに入れ、レンジの『解凍』で弛めておきました

 ・卵1個を溶いたら半分だけボールに移して合流

 ・砂糖とアーモンドプードル各30gを加えてよく混ぜます

       こんな感じ

 ・お菓子の型(名前分からん)に移して加熱します

 ※調べたレシピには『20分加熱』と書いてあったんだけど、11分にしました。

 ※『モンブランクリーム』と『ホイップクリーム』を作る片脇で、焼け具合を見ながら進めていたら、こうなった。

 ・生クリーム100mLにマロンペースト250gを混ぜると

       こうなります

 これが、『モンブランクリーム』ね。

 ・焼き上がった『アーモンド生地』を冷まします

 ・残った生クリーム(100mlぐらい)に砂糖大さじ1を加えてホイップ

       それなりに固め。使うのはほんの一部。殆ど余りました

       生地が冷めてきたので仕上げます

 ・ホイップクリームを敷いて

 ・お待たせしました、『栗の渋皮煮』を1個ずつ乗せて

 ・『モンブランクリーム』を回しかけて出来上がり

       どうぞ、お召し上がり下さい

 食べた皆さんの声は、絶賛と言っていいかも。

 「これ、お店でも食べられない美味しさ。と言うより、今まで食べた中で一番美味しい!」

などと言われました。

 ヤマグリを使っていることと、余計な添加物が一切ないことが、大きな理由じゃないかな。

 手前味噌と言われるかもしれないけれど、市販品によくある香味料の『キツさ』がないのだ。

 口元に運ぶと、ほんのりとブランディーの香りがするだけ。口の中では、栗と砂糖の甘みが、生クリームに包まれてバランス良く広がる。更に食べ進むと、アーモンド生地のサクサク感と渋皮煮の存在感が、マロンクリームとホイップクリームに包まれて、心地よい食感と甘味のハーモニーを奏でる。

 もしかしたら、2度と作れない作品かもしれないけれど、今回の工程は記録しておくことにしました。

 実の練り方、皮の扱い方・・・、反省点は少なからずあります。でも、

 遙かなるモンブラン。その麓ぐらいまでは辿り着けた感じがします。

 

 ああ、面白かった!

 

 ワクワクとドキドキのし通しでした。これだから料理は止められないんですよ。

 あらためて、山の恵みに感謝です。ありがとうございました。