恋も2度目なら
少しは 上手に
愛のメッセージ
伝えたい
っていう歌があったっけ。
今回、山菜(明菜じゃないよ)を連れ帰ったときに思い浮かんだ音楽がこれでした。
恋い焦がれて連れ帰った山菜たち。1回目の初物は、それこそドキドキしながら1年ぶりの調理に向かいます。そして、2回目というのも、かなり胸が高鳴るんですよ。
1回目でうまくいったこと、いかなかったことを思い返し、原因を考えて次に活かしたり、まだ試していない調理方法を考えて、仕上がりを想像したりするのが、すごく楽しいんです。
で、今回、セカンドラブのお相手は、この方達です。
クワダイ(イヌドウナ)
ウド
そして、
コシアブラ
このお三方です。
この内、クワダイは、多分、今回が最後の収穫。香りを楽しむ山菜だけど、この山菜に関しては、香りを保存する方法をマタギは知らない。
従って、一番美味しい調理方法で、香りが飛んでしまう前に戴きます。
すなわち、 ≪クワダイのおひたし≫
やっちゃいます。
・沸騰したお湯で4分ほど茹でます
・水にさらしたら
・水分を絞って
・寸切りにします
繰り返しになるけど、クワダイの魅力は、キク科でも独特の爽やかな香りと味わいです。下手な味付けは一切なしで(醤油はちょっとかけるけど)、愛のメッセージを受け止めるべきだと思います。
続いてはコシアブラ。前回は、天ぷらとナムルを楽しませて貰いました。どっちも美味しかったんだけど、今回、もう少し上手な食べ方はないかと考えた結果、試したくなったのがこの料理です。
≪コシアブラのオリーブ炒め≫
前回は、ウドの先端部で試してみたら美味しかったんですけれど、コシアブラに当てはめても、きっと旨いはずだと考えていたんですよ。そこで、今回は、天ぷら用の短めの芽と、この料理向けに長めの芽を採ってきたんです。
種分けした物(左が天ぷら用、右が茹で用)
下ごしらえの部
・ハカマと木質部を外します
・1分強ほど茹でます
※ウドよりずっと短めの茹で時間です
※キド味が少ないし、本体が細いから
・根元は短く切り落として、他は寸切りに
※ここからは、前回のウドとほぼ同じです
・オリーブオイルを熱したフライパンでベーコン3枚を炒めて
・コシアブラにも火を通します
・使う調味料は3つだけ
・コシアブラ300gに対して、コンソメ顆粒を小さじ1程あわせて、塩とコショウで味を調えます
はい、召し上がれ
摘まみ食いしてみると、超旨いっす!
ウドもコシアブラも、同じ『ウコギ科』なので、このタイプの料理には絶対合うと思っていたんだよね。
妻も喜んでました。
これは、コシアブラからの?それとも、マタギからの?
どっちからでもいいんだけど、愛のメッセージは、前回よりも上手に届いてるみたいですよ。
ああ~、うまくいって良かった。
次は、ウドからのメッセージです。
うまく届くといいな。