今季のドラマ、最初は結構あれもこれも見ていたけど、一つまた一つと脱落していって、最後まで見たのは二つだけだった。
一つはNHKドラマ10「大奥」
これはすごかった。
もう、格が違った。
最終回なんてほぼオリジナルだったけど、脚本に全然遜色なかったし。
吉宗と久通の最後のシーンは泣けた・・・
冨永愛があんなに芝居の出来る人だったとは。
そしてその他のキャストも、あれだけ登場人物が多いのに、「ちょっとこの人の芝居・・・」っていう人が一人もいなくて、だから没頭して観れた。
俳優って目立つ位置にいるだけで、作品を作るうえでは役割分担の一つだよねって思ってたけど、最後の仕上げをするのが俳優の役割なんだーってその大事さを再認識した。
シーズン2があってよかった。
楽しみすぎて首が伸び切っちゃいそう。
もう一つは「星降る夜に」
久しぶりに、素直に楽しめた恋愛ドラマ。
だいぶ前の「きみはペット」的な話だったなー。
あれは、主人公二人を取り巻く社会はまだまだ古かったけど、二人の関係は同じような感じで、女性としては一つの理想なんだと思うんだよね。
頑張ってる自分がいて、その自分をリスペクトしてくれて、その上で女性として愛してくれて求めてくれて。
そして彼氏本人も自分の世界をしっかり持って頑張っていて。
あくまで対等な関係性の上に成り立つ恋人同士。
でも、きみペからはもう20年近く経ってるのに、そういうのを描こうとすると女性の方が男性よりも結構年上、っていう設定が今でもまだ必要なんだな・・・、とは思った。
今回の一星(北村匠海)も、肉食系なんだけども爽やか、かわいいけど頼もしいっていう、理想だけど現実にはなかなかいない男子をすごく上手く演ってた。
吉高由里子ちゃんはやっぱりハズレないよねー。何をやってもうまい。
どんな役も自分の個性を殺さずに役を作り上げるのがすごいと思うんだよね。
それをすごく感じて大好きになったのが朝ドラ「花子とアン」だったんだけど。
来年の大河ドラマが、その大好きな吉高由里子ちゃん。
「平安王朝・セックスアンドバイオレンス」らしいから、どんな紫式部が出てくるのか楽しみしかない