ひよこまめのEveryday

還暦過ぎたおばさんの日常。

ドラマ、映画、舞台、本、音楽などの感想も。

そういえばお盆だった

2022-08-16 21:04:33 | 日常

世間はお盆だったんですね・・・

我が家では、夫婦どちらの両親とももうあちらに逝っているのに、「お盆」にまつわる何事もしませんでした。

夫の家は神道、私の家は仏教なのですが、神棚も仏壇もお墓もどちらも郷里にあって、双方から「コロナがあるからなんにもしないよ」と連絡が入ってました。

我が家には、両親と義両親を一つの写真立て(写真が4枚入るもの)に入れて、小さなアートフラワーを飾って置いてあります。

でも神棚とか仏壇とかいうものでもないし、お供えするものも神道と仏教では全然違うので、お線香をあげるわけにもいかず。

母の好きだったアンパンとコーヒーなどちょっとお供えしてあげたいなと思うこともあるんですが、一人だけと言うわけにもいかないし・・・と思うと、じゃあ4人分それぞれ好きだったものを置くかと思っても、そんなスペースもないので、結局なにもせずに、お盆ということも忘れておりました。

ところが、ここ2~3日いろいろ夢を見て、今朝起きたときに「なんか最近、死んだ人の夢ばっかり見るなぁ・・」と思って、あ、そういえばお盆だったな・・・と思ったんですよね。

こちらがなにもしなくても、帰ってきてたんでしょうかね~

 

実は、母が亡くなってから、割としょっちゅう母の夢を見るんです。

それが、あまり楽しいものではなくて、不機嫌な母にイライラしたり呆れたり文句を言ったりする夢ばかりで。

昨夜もやっぱりそんな夢で。

父が「あいつ、まだ帰って来ねえんだよ」なんて言ってたりして。

 

なんか、うまく成仏できてないのかな、なんて

 

母は大病して辛い思いをすることもなく、最期は枯れるように逝って、終わり方としては理想的だったと思ったけど、人生としてはいろいろと心残りというか「こんなはずじゃなかった」の方が大きかったのかもしれないです。

戦争を経験して、そのせいで一時東京を離れて田舎住まいをして、そこで大恋愛をして結婚の約束までしたのに、相手のご両親に「東京もんはお断り」と反対されて破談になったことで地方に対するトラウマを持っていました。

だから娘の私には、東京の人と結婚して近くに住んでもらいたかったのに、よりにもよって地方どころかド田舎の出身の人と結婚して関西に行ってしまって。

息子はいつまでたっても独りもんで近くには住んでも同居はしてくれなかったし、夫は思いのほか早くに死んでしまうし、そして病気と言えば風邪ぐらいしかかかったことがなかったのに認知症になってしまったことも、全部「こんなはずじゃなかった」んだろうなぁと、今はそんな風にも思えます。

すごく見栄っ張りな人で、人から羨ましがられたい人だったので、それが満たされないストレスは強かっただろうな・・・

 

まあ、だからと言って生前の母に私が何かできたかと言えば、私は私なりに出来ることはやったという思いもあるし。

せめてこれからは、夢の中ぐらいでは母の望み通りにしてあげよう、なんて思った、母の新盆でした。

 

 

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2 コメント

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Unknown (pirotamago)
2022-08-17 23:25:28
コロナ禍になって、盆正月の親戚の集まりが無くなってしまい、「来ないで」と言われたら行くわけにもいきませんものね。
お母さんの夢をよく見られるとか・・
ここは、お母さんにだけ特別にあんぱんとコーヒーをあげてみては?
私は親が出てくる夢って、ほとんど見たことないのです。夢でくらい逢えたらいいのに。
今の私たちより、親世代の方が苦労したと思います。親の分まで幸せな老後にしたいものですね。
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Unknown (hiyokomame)
2022-08-18 09:11:09
@pirotamago ☆pirotamago様
義両親のお墓参りなんてもう三年ぐらい行ってないので、そちらの方が化けて出られても不思議はないんですが😓
でも、そうですね~、みんなの写真とは別に母の写真だけ置いて、あんぱんとコーヒーをお供えしてみようかな。
ちょっと特別扱いしてあげたら満足してくれるかも、なんちゃって😅
この歳になって思いを馳せると、私たちの平和は親の世代の苦労の上にあるんだなーと実感しますね・・・
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