私は算数、数学、が壊滅的に苦手です。
四則演算だけならいいんだけど、図形とか「考え方」っていう単元が出てきてからはもうダメで。
小学校3年生の時、その時の担任の先生は、テストをやった時に生徒自身に「予想点数」を書かせる人でした。
それは「ちゃんと見直しなさいよ」ということだったのだと思うのだけど、算数に関しては私はいつも「よそう100点」(そして結果はせいぜい60点)
わかっている教科だと、自信の持てる解答とそうでない解答がわかるけど、算数については根本からわかってないからそうなるんですよね。
いつも「よそう100点」と書かれた50点とか60点とかの答案用紙を持って帰ってくるので、勉強のことはあんまり言わない母が、そのころ大学生だった従兄に家庭教師を頼んでくれて、小学校の算数はそれでなんとか乗り切った感じでした。
でも、中学以降、算数が数学になってからはもう打つ手なし・・・
高校受験の時はまだ、数学で取れない点数を国語と英語で補う、ということが出来たけど、高校では2年の時についに数学の先生から見放され。
定期試験が赤点で追試になったのだけど、私もちょっと反抗期だったこともあって、スルーしたのです。
が、もう注意も文句も言われず。
まあ私の年代は、センター試験が始まる前年で、文系の生徒は数学出来なくてもいいよ、っていう時代でしたから。
でもね、数字が嫌いなわけじゃないんですよね。パズルとか数独とか好きだし・・・
数学も、わからなさ過ぎて逆に興味があって、知りたい、わかりたい、と思う気持ちは強いのです。
先日、書店でこんな本を見つけ、ここから入ったらもしかしたら少しは理解できるようになるかも、と思い、購入しました。
そして、一昨日から読み始めました。
まずは第0章、ここはただただ面白く読んで、ここから先への期待も膨らみ、ワクワク
そして第1章の扉を開けて入ってみたら・・・
最初の4ページの中に「自然数」「整数」「有理数」「無理数」と、それぞれについての「閉じている、閉じていない」が書かれているのですが、それだけでもう、私の頭は大混乱
「なるほど、わかった」と思うそばから「え?え?さっきと違う事言ってない?」
たった4ページでこれでは・・・
とにかく誰かわかっている人に、いちいち「こういうこと?」「こういう理解であってる?」と確認しながらでないと、とても先に進める気がしない。
しかし我が家は悲しいほど文系家族・・・
娘はSEとかやってるけど、数学が得意だったわけじゃないし・・・
で、「Yahoo知恵袋」というところに質問してみようかな、と思ってその質問文を書いているうちに・・・
躓いていたところについて「ああ、そういう事か」「なるほど、そういう事か」と霧が晴れるようにわかっていったのです。
不思議だ~、でも、わからないことを書き出してみるって大事なんだな・・・・・としみじみ実感しました。
・・・・・今頃かよ 50年遅いわ・・・って感じではありますが・・・
とにかく、数とは「0,1,2,3,4,5,6,7,8,9」だけじゃないんだなってことはわかりました。
まさに「世界の見え方が変わった」って感覚。
でもそういう風に考えた人、考えられる人、すごいなぁ。
だって、目に見えてるのはこの10個だけなのに、それをいろんな角度から見て分類して。
それを難なく考えられる脳が、すなわち「理系脳」なんでしょう。
そういう「理系脳」の見る景色が、バリバリ文系脳の私にも少しは見えてきたらいいなぁと思いつつ、読書を進めます。