ひよこまめのEveryday

還暦過ぎたおばさんの日常。

ドラマ、映画、舞台、本、音楽などの感想も。

実は仕上げが残っている(;'∀')

2022-06-21 14:25:21 | stage

コメントくださった皆様、お返しが遅れまして申し訳ありません

ホントはその日ごとに、舞台の感想を書いておきたかったのですが、2日目は歌舞伎座が21時ごろ終わってから遅めの食事に行って、少々ビールも頂いたりしたので、ホテルに帰ってお風呂もそこそこにバタンキュー(って、今でも言う?)

3日目は、池袋の劇場を出た後、久しぶりの池袋をぶらぶらして帰り、夜帰宅してお風呂に入ったらまたしてもバタンキュー。

そして昨日の月曜は朝から「夫婦、病院巡り」でございました

朝、まず夫のリハビリで外科病院に送り届け、その足で自分の大学病院精神科。

ホントはここまでで、あとは別行動になるはずだったのですが・・・

私の精神科が、今回はどういうわけか空いていて予約時間前に終わったので、夫を迎えに外科病院へUターン。

そして、駅前の呼吸器科クリニックへ夫を送り届け、私は自分の胃腸科病院へ。

帰りにスーパーによって、お昼過ぎに帰宅し、ようやく人心地つきました。

そして今日は、午前中に朝顔の植え替えをしました

これについては、いずれまたご報告ということで、今日は、歌舞伎座と宝塚の感想を残しておきたいと思います。

歌舞伎座の「6月大歌舞伎」は、


というラインナップでして、この1部と3部を観てきました。

2部の「信康」も、今を時めく義高様・・・じゃなくて、市川染五郎くんなので観たいのはやまやまだったのですが、さすがに3部通しで見るのは身体もお財布も体力的にキビシイ、ということで、割愛させていただきました。

で、今回見た1部は「菅原伝授手習鑑(車引)」と「猪八戒」

どちらも、難しいストーリーがあるわけではなく、長い物語の中の一場面を歌舞伎の様式美で見せる、という感じのもので、どちらも肩の力を抜いて楽しめるものでした。

「車引」はこんな感じ。(※お借りした画像で、今回とはキャストが違います)

手前で見得を切ってる3人、こんな見かけですが、子供(少年)です。

なので、特に右側の「梅王丸」なんかは、すごく子供っぽいやんちゃの動きをするのがまた、面白くてかわいいんです。

奥にいるのが敵役なんですけど、こちらも、自分を追ってきた子供たちにメンチ切って威嚇する様とかがすごく面白い。

口を開けると舌が真っ赤に塗られていて「あれは何で塗ってるんだろう、食紅じゃあ流れちゃうよね」というのが、見終わった後のおばさんたちのもっぱらの関心事でした

「猪八戒」は、舞踊色の強い演目で、市川猿之助さんの確かな踊りが見られました。

旅の途中の三蔵法師一行が、とある村で「魔神に若い娘をいけにえに出さなければならない」と困っているのを助けるために、猪八戒を少女の身代わりにして魔神の来るのを待つうちに、お供えの酒を飲んで酔っ払ってしまって・・・というコミカルなもので、ホントに思わず声を出して笑ってしまうくらい面白かったです。

そして「声を出して笑ってしまう」のは、なんと3部の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」も、だったんです。

名作として有名ですが、私は劇団新派のお芝居があまり好きではないため、食わず嫌いで見たことがなかったんです。

有吉佐和子の原作も読んだことなくて、勝手に「しんみりしたくら~いお話なんだろうなぁ」と思い込んでたら、とんでもなかった。

総体的には、切なくやるせない物語ではあるんですが、それを笑わせながら見せてしまう、ある意味本物の「喜劇」でした。

坂東玉三郎は凄い。奇跡の人。

と、見るたびに思いますが、今回も鳥肌モノでした。

そしてお芝居(脚本)としても完璧。

これから先も受け継がれて行ってほしい演目ですが、玉様の後を継ぐのは誰だろう・・・と思いを巡らせてしまいました。

宝塚や帝劇ミュージカルは配信も多くなってきたけど、歌舞伎やこういうお芝居も配信してほしい。

ナマの舞台を観に行くには、チケットも高すぎるし場所も限られ過ぎてるし(歌舞伎座の公演は地方には来ない)

日本の伝統として守っていくのに、もっと庶民感覚に近づけて広く見てもらえるようにしてもらいたものだ・・・と切に思ってしまいました。

さて、3日目は池袋の東京建物ブリリアホールで、宝塚宙組「カルト・ワイン」

現在、宙組3番手の桜木みなとくん(以下、ずんちゃん)主演。

貧困社会から、ワインの偽造に手を染めて成り上がっていく男の物語です。

これもねー、とても良かった。

まず、脚本が面白かった。変に殺伐とさせなかったところとか、時の経過を音楽やダンスの流れの中で面白く見せてくれたところとか。

ずんちゃんが、変にワイルドにせず、とにかくシャープでカッコよくて、そして色気もあって、はまり役だった。

こういう役で大事なポイントって、荒んでいてもバカに(愚かに)見えないこと、だと思っているんですが、もうそこがバッチリ。

頭の切れる、能力のある男、度胸もあって思い切りもある、だからこそのし上がれたし、ああいう形でしかのし上げる術のない社会の哀しさ、などなどがちゃんと伝わってくる役作りが素晴らしかったです。

相棒役の瑠風輝(るかぜひかる、以下もえこちゃん)も、いつものイケナイ男感を封印してのまっすぐ真面目な青年がすごく素敵だった。

あと全体的に音楽が軽やかで好きだったな~

これは7月7日に配信があります。

どうしよう、もう一回観ちゃおうかな・・・

と欲が出る作品でした。

さて、実は今月は私の今年のお遊びの集大成の月なんです。

まだ1年の半分ですが、今年の遊び予算(はっきり決めてるわけではないけど・・)はほぼ使い切ってしまう感じ。

というのも、長年応援してきた宝塚のスターさんが退団されて、退団を見送るモロモロのことはGWの時に終わったのですが、ファンクラブの解散式、というのが残っておりまして。

それが今月末にあるのです。

そこまでで、私のファン人生も一区切りかな・・・と思っています。

もちろん、機会があれば今後も観劇は続けますが、気持ち的にも、ね。

7月になったらぐったりしちゃいそう・・・体力も温存しなければ。

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