二日酔いの頭でぼんやり思う
靴の中の石ころみたいにしっくりこない
君らしくあれと言われて
響かないのは
私が平凡だからか わかんないけど
どんなに時間を費やして
大きな結果を残せても
必ず死ぬとわかっていて私たちはなお生きる
なぜ?
こころがイエスと言ったなら 我慢も駆け引きも捨てて
狂ったように走って行け
たったそれだけの理由で
心がイエスといいたなら一秒で世界は裏返る
狂ったように笑って行け
ほんの一瞬の命さ 痛いほど
中仙道沿いに一本の桜の木が立っている
今の会社に勤務して一年弱。花の咲くのを楽しみに待っていた
別れの命令はあっけなかった。立春を前にあっけなくさようなら。
ほんの一瞬の命。そのままだった。
聞き分けが良いと言われてムカついたから
安定を手放したのは愚かだろうか
どんなに無謀か知っている
最初で最後と知っている
笑われるのも気にせずに 私たちはなぜ賭ける
ただ
心がイエスと言ったならセオリーも理屈も捨てて
思ったように向かって行けたったそれだけの理由で
心がイエスといったなら一秒で世界は立ち上がる
描いたように作って行け
たった一回の命さ
作家としても活動する彼女は楽曲のすべてを手掛けている。
また当初「黒木渚」という自分の本名を関したグループ名とするなどバンド活動においても強いこだわりを見せている。
生死観、時間軸、訴えかたなどどこか若い頃の椎名林檎に重なる気がしてならなかった。
はじめてラジオでこの曲が流れれたのを聞いたとき、パーソナリティーは
「突き放しつつも包み込む」という楽曲観が好きだといっていた。
そう人は生まれた瞬間から、死地へと歩みを進めてえいるにすぎない。
だからいつどれだけということよりも自分がどう生きるかに意味がある。
片道切符であるからこそ、見える景色を大事にしなければと思う。
迷ったときは損か得かではなく、心がイエスというかどうか
心がイエスと言ったなら一秒で世界は裏返る
狂ったように笑って行け
ほんの一瞬の命さ 痛いほど