皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

初祈願祭

2017-01-21 21:30:03 | 神社と歴史

兼務社春日神社、新年初祈願祭を執り行いました。毎年この時期に行いますが、時期的に大寒と重なり大変寒いなかでの祭祀となります。
境内地の賽神には安政の年号が見えます。埼玉の神社によれば、昔雨乞いも行われていたとのことです。

現存する最古の物はこの手水舎で元禄期のものです。
直会は自治会会館で行われます。
昭和50年代に国道17号バイパスが整備され、その際史跡調査で発掘された木簡が行田郷土博物館に展示されています。
市内小学校書道展でした。
どの作品も力強く、また作品毎にひとがらもにじみ出ているようでした。
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刀狩り

2017-01-18 22:46:17 | 神社と歴史
昨年末に発見登録申請をしていた、当家に伝わる、刀剣の審査を受けに県庁まで出向きました。管轄は県教育委員会です。行田市史によれば、当神社は忍城成田氏の後の時代も、藩主の信仰厚く、阿部家が白河移封後、阿部正外より、刀剣が寄進されたと記されています。
第三庁舎四階講堂にて審査を受けました。なかなかない機会ですので、写真を撮りたかったのですが、そういった雰囲気ではなく、粛々と審査が進められました。午後だけでも、三十人ほどが集まっていましたので、申請件数もそこそこあるのではないかと思われます。待っている間、隣の方に話しかけることもできました。質屋から言われてきたかたもいれば、祖父の死に目に枕元にあったなど、所持の理由は各々でした。また、刀剣だけではなく、長槍を持ってきたかたもいらっしゃいました。正しく、真田丸の世界です。どうやってお持ちになったのかうかがうと、軽トラックに積んできたとのこと!
いづれにしても、人は一世代長くても80年。しかし刀剣など、文化財は数百年を越えて、人から人へと受け継がれていきます。

無事に登録証いただくことができました。帰りには隣接する、古文書博物館に寄り、城下町の展示も見ることが出来ました。豊臣政権下での刀狩りに思いを馳せつつ、遠く浦和から忍藩までの帰途に着きましたが。
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戦国時代を生き抜いた武将たち

2017-01-13 21:51:36 | 神社と歴史
埼玉県立嵐山史跡博物館講演会、戦国時代を生き抜いた武将たちを聞いてきました。年末に申しこみをして、今日の講演を楽しみにしていました。早めに着き、博物館の企画展示を見学し、菅谷館跡を散策しました。鎌倉時代の武将畠山重忠が文治3年以前から居住していたと伝えられています。文治年間といえば鎌倉時代初期。久伊豆神社が皿尾の地に勘請された時代です。多くの土塁が現存し、中世の歴史が伝わります。やはり戦国期は人気があり、会場は500人近く満員でした。戦国時代後期、小田原北条氏と、越後上杉氏が覇権を争うなかで岩槻の太田氏、忍城成田氏、松山城上田氏、羽生城木戸氏などの動向が、古文書などから解説されました。いづれにしても、戦国期を生き延びるため、忠義を尽くす一方、離反も繰り返す様は昨年の大河ドラマ真田丸に通ずるところで、会場全体が聞き入っていました。
特に岩槻城、太田資正は講師の先生いわく、真田昌幸を凌ぐ知略家で、上杉、北条、そして武田をも天秤にかけ、情報収集に長けた策略で、多くの物言いを古文書に残していると紹介されていました。
太田資正は、皿尾城川田谷忠朝の援軍に駆けつけた武将。武蔵の歴史舞台に当地がなっていたことにに思いを馳せることが出来た貴重な講演会でした。
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イチゴの日には

2017-01-06 19:04:22 | 日記
1月5日は苺の日ということで、イチゴの里吉見へ。平日でも朝から凄い賑わいです。二千円を越える苺の箱が飛ぶように売れています。農家をやるなら苺農家がいいな!と苺のように甘い考えが浮かんでは消えていきます。
近くの今西いちごえんにて苺狩りを楽しみます。30分1400円です。高いか安いかは判断しかねます。ただ庶民にすれととても贅沢です。余談ですが、近年苺狩りで、苺のさきの甘い部分だけを食べ散らかしてニュースになったことがありました。金さえ出せば何でも許されると思っている人もやはりいるものです。やはり人としての大事な礼儀や、道徳心思いやりはお金で買えるものではなく、日々の暮らしの中で、躾や習慣の継承のなかで培うものでしょう。近くに来たため、箭弓稲荷神社に参拝。六日になるにもかかわらず、多くの人で賑わいます。十数年前、神社庁の研修でもお世話になりました。神楽殿には継承の文字が。松山女子高の書道部の作品に圧倒されます。今の会社でも数年前に商品のデザインで書いてもらっています。こちらは継承されることはありませんでしたが……
下の子の誕生日でした。早いもので8歳に。誕生日のケーキは熊谷の店まで買いに行きます。地元では有名店のようです。実はここもかつて営業マン時代担当したところ。仕事の縁が切れても、人としての繋がりは続きます。近況報告することが楽しみで忙しくとも話しをしに来ています。
成人式が終われば、節分の準備。時の流れのように、日々の暮らしもながれが止まることはありません。
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正月の過ごし方

2017-01-03 22:32:40 | 日記
明けましておめでとうございます。
平成29年がよりよい年になりますようにご祈念申し上げます。
毎年三日が休めるため、凧上げを子供たちも楽しみにしていました。空の青さに驚くと共に、西風に吹かれて高々と舞い上がりました。庭では物干しをネットにしてバドミントンを楽しめます。羽根つきの代わりです。地元の講として宝登山神社の新年祭札をいただきます。
多くの人が同時に休むことは、それだけ場所によっては混雑し、働く人の過剰な負担を招きます。私も働く側ですが……
企業の過剰労働がクローズアップされていますが、他人事ではなく働く現役世代として、自分にも当てはまる問題です。働くことで自分も廻りも幸せになるはずか、自分自身を追い込む結果になることもあるでしょう。
生きること、働くこと、生活すること、日々の暮らしのなかでもっともっと考えていかなければならない気がしてなりません。
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