皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

食事と健康

2018-01-25 21:03:29 | 生涯学習
行田市民大学第19回講座は高齢者の食事と健康です。今年度の講座も残り二回となります。講師のは埼玉県栄養専門学校の管理栄養士、廣田康子先生です。埼玉県栄養専門、埼玉県製菓専門学校は埼玉県の名前がつきますが、実は私学の学校で、熊谷市の旧今井旅館が発祥とのことです。高齢化社会を迎え、健康長寿は多くの人々の願いであり、食事はその基礎となる問題です。
寒さと雪の残る影響か、いつもよりもやや欠席の方も多かったように思います。
栄養素をバランスよく取るための組み合わせや摂取の順番等、解りやすく説明があり、私のように四十代から取り組むべきものだと思いました。
高齢者については、特にとろみをつけて、誤嚥を防ぎ、食物繊維の摂取で腸内環境を整えることが大切だそうです。講義後の質疑応答も盛んで、有機野菜について、オリーブ油の効能について、また食品表示に関してなど、生活の身近な問題だけに皆さん良く質問されていました。
最後のまとめとして、食事を楽しむことの重要性を解かれていました。生きるための栄養摂取としてではなく、食欲を増加させるように楽しむことが大事なことです。
生きる目的は人生を楽しむこと。食べること、学ぶこと、旅すること、働くこと…すべてに共通することのように思います。
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How do you feel now

2018-01-19 21:59:56 | 心は言葉に包まれて

朝日に寄り添い
夕日にうなずいた

大声で叫んだ
みんなで叫んだ
どうしてあんなに
未来を気にせずに
笑った語った
遊んだ荒ぶった

How do you feel now
How do you feel now

docomoのCMが好きだ。キャリアとして使ったことはないけれど。昨年末に流れていた。今はもうCMは終わってしまったけれど。
25周年は四半世紀。長いと言えば長い。
25年前自分も渋谷の交差点を歩いていた。大学3年生頃だったと思う。確かに渋谷の街を歩いていた。

夜中に遊びに出ることもなくなった。
いつも次の日のことを心配している。
心底笑うことも少なくなった。
荒ぶることなど忘れてしまった。
それが今の自分。
少し寂しい。
だからこの曲やPVに惹かれるのだろう。
未来を気にせずに今の今を大事にする。
そういう日々を取り戻したいと願っている。

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一人で歩く道は

2018-01-15 21:00:51 | 日記
寒中らしく厳しい寒さが続いています。寒さ以上に乾燥した状態が悪く、小学校でもインフルエンザが流行しだしています。昨日発熱した上の子は熱が引かず、今日は休ませました。ここまで六年近く皆勤賞でした。普段姉弟二人で歩く通学路は、今日は一人です。集合場所までおくりましたが、あまり元気がありません。
田んぼの排水路も凍っています。
掛かり付けの小児科も大混雑ですが、直ぐに見てもらい、検査の結果インフルエンザA型でした。一週間は休みになります。何より普段元気な子がとてもつらそうにしていて、心配です。小規模小学校ですので、学級閉鎖もあるかもしれません。親も含めこれから気をつけて過ごさなければなりません。
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上新、エアコン取り付けるってよ

2018-01-15 20:03:26 | 物と人の流れ

お正月の特売で買ったエアコンの取り付け工事が入りました。どこの販売店に置いても、標準取り付け工事費込みの価格で販売していますが、取り付け場所によっては追加費用がかかることは説明をうけています。室外機がベランダに無事に設置できるか心配していました。
屋内の設置は水平を確認しながら慎重に場所を決めます。配管の都合であらかじめ決まっていますが、いざ壁に穴が開く時は、大丈夫かと思ったりもします。狭いクローゼットの配管でも、水を流すためわずかでも勾配がつくように通すそうです。
室外機です。狭いベランダですので、置いてみるとギリギリです。部屋の快適さのためには多少の犠牲が必要です。一人手際よく作業してくれた業者の人は地元行田の人でした。つい、仕事の邪魔になるにも関わらず、あれこれ聞いてしまいます。基本的に販売店の業務委託で、すべて一人で仕事しているとのこと。勿論ご苦労も多いそうです。エアコンの取り付けのピークは梅雨明け前後。一人で1日10軒近く取り付ける事もあるそうです。やはり家電といえども当たり外れはあるらしく、機種によってはメーカー保証を過ぎて直ぐに壊れるものもあるそうです。長持ちすることを祈ります。
車には引き取ったエアコンが積んでありました。今は無くなってしまった三洋製でした。
どうしても取り付け工事費込みの総額ばかり気にしてしまいますが、 明細書を確認すると取り付け費用で一万五千円でした。設置の時間は約90分。とても丁寧で話していて気持ちの良い人でした。Amazonの進出によって、何を買うにも便利ななった反面、配送のコスト負担が軽視され、ヤマト運輸の問題が指摘されました。物に価格がつくように、サービスにも適正な価格があるはずです。多くの人の便利さのため、誰かが泣きを見る社会であってはならないと感じます。今年の大河ドラマ西郷隆盛。藩の財政のためには、百姓が犠牲になっても仕方ないといった藩政に、西郷が抗うところが描かれていました。そういう物語が好きなのは日本人だからでしょうか。それとも歳のせいでしょうか…
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皿尾城のこれからは

2018-01-11 22:08:07 | 皿尾城の空の下

 昨年末に始まった中世城郭跡としての皿尾城遺構調査。今日四日目を迎え、おおよその発掘調査が終わりました。高鳥邦仁先生の著書「歴史周訪ヒストリア」に取り上げていただき、羽生城の出城として忍城と争い、幾度となく成田氏を退けた皿尾城。その物語に触れ、当地に住む世襲の神職として、夢中で市の文化財保護課の中島先生にお願いし、教育委員会審議会の議題にも取り上げていただき、こうして調査していただくことができました。

皿尾地区は治水が悪く地盤も柔らかいため、前の日に掘った場所はかなり浸水しています。
また神社裏手の堀と考えられる場所はかなり地盤が緩く、掘ってすぐに崩れてしまうようです。

堀の継続性など時間をかけて調査していただきました。結論につては述べられませんが、史跡としての調査をこちらからの提案で行田市にしていただいたことに本当に感謝しています。そして氏子の方はもとより今日まで地域を守ってきた先人に対して。何よりこうしたことに気づかせていただいた高鳥先生や、富田勝治先生に心から感謝しています。

神社裏手の土塁跡として見られる部分も、平城としての土塁としてよりむしろ神社境内整備の際利根川方面からの洪水を防ぐため積んだとみるほうが自然かもしれません。但し村の北端、忍城の戌亥鬼門として神社が重要な場所であったことは間違えありません。
今日までの調査結果は後日まとめていただけるそうですが、いずれにしても私がこの地の神職として郷土の歴史を伝え、祭祀を次の世代に継承すべく努力すべきことに変わりはありません。意外なところに歴史は眠っている。その息吹に触れたとき人は心動かされる。
 皿尾城のこれからを守り伝えること。それが私に課せられた使命だと心に刻んでいます。
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