イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人生の一皮が剥けるとき・・・(夢を育む 8/10)

2019-10-01 | 第一章「意識と知覚」

 戦後の一時期に「蟻の街のマリア」で有名になった北原怜子(きたはらさとこ)さんがいる。このところ、和解と平和ということを考えていたこともあり、その御著書「蟻の町の子供たち」(聖母文庫1999年4刷)を読んでいたが、その中で私がもっとも感動したのは、蟻の街で苦労されているなかで、ある日、バタヤのお爺さんがごみ箱の中から拾い出した食べかけのパンを、おいしそうに食べる描写で、北原怜子さんが普段と違ってお爺さんに嫌悪感ではなく親しみさえ感じたという記述だ。

 知覚が変わり、何かが大きく変わるような体験。私たちは何となく一皮剥けるなどといった表現をときどき使うが、自分の自己事例を考えて見ると、そういう体験はあるように思う。目的志向性や自発性を駆使して進んでも、何か大きな壁にぶつかる。無意識の世界と絡みどうしようもないのであるが、ある日自分の努力というより、恩寵のような偶然のような出来事を通じて、何かかが変わる。私も30歳ころだっただろうか、コンピュータの営業の仕事ををしていたときに、一日の自分の感情の激しい変化に気づいたことがあった。20歳台に明け方の明星にいたく感動したことがあった。60歳台でも白内障の手術をして変わったりもする(笑)。

 いくつか思い出すが、これは生き甲斐の心理学で言うと、カールロジャースのプロセススケール(こころの健全性を表す尺度)がかなり高いときの特徴と重なるように思う。U先生の生き甲斐の心理学の高いときの表現を意訳するとこんな風になる。①感情の流れの中で生きている。②一連の体験の流れの中に生きている③不一致感がほとんどない④自己表現がなめらか⑤頭がやわらかく柔軟⑥問題の中に生きている⑦人間関係がなめらか。かなりの意訳(あぶない)なのでご興味がある方は是非テキストや地域勉強会で学んでいただければと思う。

 学問はさておき、目的志向性の中で生きる中で出会うオアシス。そして、こうしたときは良き隣人になっている時だとも思う。但し、これが継続すれば良いが実際はまた次の壁・・・目的志向性、自発性、罪悪感、不安感、平安感の旅は続く・・・

夢を育む 8/10

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