イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

「~べき」から「~したい」 (こころの自由 1/10)

2018-03-21 | 第十章「今ここでの恩寵」

 自分も含めて人間は、どうして囚われるんだろうと思う。様々な状況に瞬間的に自由に反応し、えいやっと良い選択をしていければ良いのだろうが、そうは行かないことが多い。

 人が身体、こころ、魂からなると考えると、その囚われは最初は3つの領域の一つから始まるのかもしれない。最近の私は、どうも身体の不安が問題のようにも感じる。例えば、2ヶ月前の雪かきで張り切りすぎたのが遠因か、親指に不調がある。また、最近は花粉症に悩まされていた(少し落ち着いてきたが)・・・まあ、どちらも時間が解決してくれそうだが、それが発端なのだろうか、こころ(生育史)や魂の領域も一時なにかへんになってしまった。

 コップに水が入っているという例は、よく心理学で使われるが、上端からみて、水がこれしか入ってないと嘆く解釈がある一方、反対に下端から見て、水がこんなに入っていると感謝する解釈もある。

 こころが囚われるときは、どうも上端からの目線(これを仮に上から目線と呼ぶ)であるようだ。「~べき」だ、できないのか!そんな感じだ。そして、いつのまにか「~べき」が支配し始める。つまり、こころがコップの中に「~べき」が溢れてくる感じだ。ところが、発想を切り替えて下から目線であれば、感謝のこころで、こころはコップから自由に飛び出すこともできるかもしれない。

 そして、コップから自由になったら、アイデンティティの3つの自問自答を考えたら良い。「私は何のために生まれてきたのか?」「生き甲斐は何か?」「自分の身体、こころ、魂を大事にしているか?」。そして、それは「~べき」ではなく、「~したい」に変わってくる。

 本来水は、泉からこんこんと湧いてくる。

こころの自由  1/10

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つまらなそうな仕事を明るく解釈する(明るい解釈と暗い解釈  10/10)

2018-03-20 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 持統天皇のことを先日の勉強会で取り上げたが、今の私たちの暮らしにさえ大きな影響を与えた律令国家の原型作りは、もちろんパートナーの天武天皇や先人たちの努力もあったが、すごいと思うし世界に通じるなと思う。もし、持統天皇のような人材が日本に今いれば、どうなったろうと、思わず妄想してしまうほどだ。

 その政治手腕がブレずひたむきなことを考えると、持統天皇のアイデンティティは極めて確かであり、さまざまな問題(ストレス曲線)を的確に幸福曲線の方向に変えていく健全な能力を持っていたと思う。これは、見方を変えると何のために生きているのかをいつも考え状況に対応してきた方ともいえそうだ。

 さて、今年もすでに3月となり、仕事も年度末から年初と、いろいろ忙しい季節になる。しかも花粉の時期と重なり、ちょっと憂鬱だ。

 私が幼かった小学校に入学したときのことを思い出す。幼稚園のころは優しい先生に囲まれ、家でも甘やかされてわがままだった私は、小学校に入って間もない頃、なにか不満を覚え担任の先生の手にかみついた経験がある。今までだと、それを笑ってゆるしてくれたのだが、小学校の先生は厳しく冷たく叱られた。それから二度とかみつくことはなくなったが、冷たい世間の存在を知った体験だったように思う。

 世の中、食べるためになど、冷たい現実の中でやりたいことができず、我慢してやらなければならないことがある。しかし、「何のために自分は生きているか」というアイデンティティに関わる問題を、深く考えるようになると、その冷たい世間の中での仕事も、暗くなってはいられず明るく解釈できるようになってくるようだ。

 生き甲斐の心理学の論文、縄文小説?書きなどを好きなだけしたいなと思うものの、よく考えると、つまらなそうな仕事が大きな糧なのかもしれないと思えてくる、そして解釈が変わってくると、オセロゲームのように、黒ばかりの世界が白に切り替わることに。

 一連のテーマは終わりに近づいたが、最後に一つ。

 幼いころの傷となっているような体験は、もう一度振り返り明るく解釈できるようにすると(例えば、先生に噛みついた経験も、世間を知り、なめてはいけないという経験をさせていただいたというように)、私のように高齢者の仲間に加わったものにとっても、今後の精神衛生や健康の上で大切なことのようである。明るく生きるためにも。

明るい解釈と暗い解釈  10/10

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自分の基準、相手の基準 (明るい解釈と暗い解釈  9/10)

2018-03-19 | 第四章「愛とゆるし」

  朝起きて歯磨き・洗面をするのも、人それぞれの流儀があるようだ。例えば、食事をする前に歯を磨く人もいれば、反対に食事をしてから歯を磨く人がいる。これは実に多様で、人それぞれの歴史に基づく考え・解釈が隠れているようだ。

 例えば、食事の後で歯を磨くのは、歯の健康を重視するという思考が強いように思う。一方、食前に歯を磨くのは、神聖な食べ物をいただくといった魂の問題があるかもしれないし、口内衛生をよくして食事をいただくのが病原菌を体内に入れにくいと考えているかもしれない。もちろん、家庭のしつけ(もともとは誰かが考えたもの)で習慣になっていることも多いかもしれない。

 仕事のパートナー、家庭でのパートナー、いろいろあるが親密な関係になってくると、こうした細かい行動にいらついたりして、人間関係がおかしくなったりする。

 こうしたときに、ちょっと一呼吸し、相手に何でそうしてるのかと優しく尋ねてみるのはどうだろう。相手の基準に賛同しないまでも理解し共感しようとするのは大事だと思う。そうするなかで、自分以外の個性を学びながら、多様な愛に触れることができるように思う。

 もちろん限られた人生で自分を大切にすることも大事ではあるが、自分の基準より相手の基準を大事にするぐらいのほうが、うまく流れて行くようにも思う。

明るい解釈と暗い解釈  9/10

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上から目線と下から目線 (明るい解釈と暗い解釈  8/10)

2018-03-18 | 第一章「意識と知覚」

 3.11から7年経った。先日のNHKスペシャルを見たり、友人と語り合ったりすると、本当に原発の問題は根深いと感じる。そして、何かをせねばと思ったりもする。

 何をするか、置かれた状況が人それぞれだし、現状の認識も違う。さらに未来に対する理想も違う。それで、ひとそれぞれの意見と行動もばらばらだ。そんな中で、ある一つの意見が心をうった。「祈りましょう」。

 祈りの効果は、病気と祈りの関係などいろいろ研究はされているが、どうも簡単に証明されるものでもないようである。といって、無意味なのかと言えばそうでもないように思う。そんなよく分からないことをするより何かをしろという考えもある。しかし、日々の仕事に追われ、体力や経済力もありできる人も決して多くはない。もっと極端に考えると、私が病気や老齢で寝たきりになっていたら、できることは本当に限られる。しかし、その中でも祈ることは唯一できるかもしれない。

 大金持ちで、知力・体力に優れていれば、それこそすごいことができるかもしれない。そして、「何のこれしき、100億円寄付し貢献させよう」と上から目線で指示するかもしれない。しかし、それでも福島の問題を全面解決するには膨大なお金をはじめとする資源や幸運が必要なのだろう、そして、イライラするかもしれない。

 一方、無力な寝たきりの病人は、下から目線で祈ることを決意するかもしれない。「私にはこれしかできない」そして、祈ることができて神に感謝をするかもしれない。

 こんなことを今日は妄想しつつ、明るい解釈とは何か、暗い解釈は何か・・そんなことを考えている。

明るい解釈と暗い解釈  8/10

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こんこんと湧く泉のように。自由意志の問題から (明るい解釈と暗い解釈 7/10)

2018-03-16 | 第七章「光と復活体」

 つらい挫折体験をしたあと、イキイキとした感情が湧かなくなり、日々空しく過ごしたりします。そんなときに優しく声をかけてもらい、いつの間にか立ち直って感情も泉のようにこんこんと湧いてくるようになった。こんな経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。しかし、ちょっと間違えれば自死を選んでしまったかもしれず、恐ろしい体験でもあります。

 さて、昨日は母の本棚から見つけた30年前の戦争体験を綴った高校の記念文集を、母の住むホームに持って行き母の一文を一緒に読んだ。内容は、学徒動員で東京郊外の工場で働いていた母が東京大空襲で帰路につき、新宿を経由して焼け野原になった四ッ谷界隈にたどり着く。家のそばに行くと、一人焼け野原で待つ祖母。そして、涙の再会。しっかりと食べ物や衣類を物色したが使いものにならず落胆したが、親戚の家に励ましながら向かう描写だ。その生きる熱意に二人で感動した。挫折体験は過去の理想に固執してしまい、感情生活は見えにくくなるが、同じようなつらい体験でも、イキイキとした意志に基づく体験には希望がある。

 U先生からお聞きしたが、欧米の心理療法関係の学会では、有名な新約聖書の「サマリアの女」の話(ヨハネによる福音書4)がよく話題になるという。5人の夫がいたと言われ村八分のようになって、ヤコブの井戸に水を汲みに来たサマリアの女に、イエスは声をかけるのだが、それは彼女の意志をとても大切にしているのがよく分かる。そして、少しの会話のあと、サマリアの女は明るい感情になり、自分の進む道を見つけ町に出かける。こんこんと湧く泉、自由意志と豊かな感情生活が始まったようである。

 暗い感情をいったん察知し、そして、しっかり明るく解釈することで、暗い感情が正反対の明るい感情に変わる。そうした解釈の知恵はどこかに必ずあると思う。そして、心が自由になればなるほどそれは探しやすい。

 写真は、それから10年くらいたった私が住んでいた家。庭のチューリップが咲いている花壇は、戦災で焼け落ちた家の基礎がリアルである。

明るい解釈と暗い解釈  7/10

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