イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

苦手な人とどう付き合うか (他者との関係性とストレス曲線 10/10)

2017-11-09 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 世の中には自己愛パースナリティ障害的な傾向を持つ人などいろいろな人がいる。そして、不断は苦手だなと思えば、何となく離れて行ったりするわけであるが、事情により、そうも行かない場合は大変である。時には、心身ともに不調になったり、自殺者がでたりもする。

 職務の関係から、家族の関係から、その他いろいろなしがらみから、苦手な人と一定の関係を持つことが求められる。こうした場合どうしたらよいか?

 私が若いころ、民間企業の営業をしていたときがある。そして、有難いことに営業の訓練などもいろいろ受けた。ラポールを付けなさい。親密度をあげなさい。そんな訓練が今でも印象に残っている。しかし、それも一時的で、それが身に付いたかと言われると何とも言えなかった。

 さて、U先生の「生き甲斐の心理学」をある程度学んだ今、もう一度考えると、その訓練は、外れてはいないまでも、学ぶべき知識の一部であったり、あるいは継続的な訓練が必要だったなと思わざるを得ない。私も営業訓練や、福祉関係の仕事につくときなどは別の傾聴訓練を受けたりしたが、受けたときにこれで訓練終了といった気持になったが、実際は、訓練は生涯かけてのものだということに気づかなかった。

 他者との関係性とストレス曲線を考えてきたが、次は、この問題をもう少し考えてみたくなった。苦手な人とお付き合いをするときに、火に油を注がず、あるいは自分がダメにならず、お互いが気持ちよい関係になる。

 そんなことが、訓練しだいでだんだんできるようになるのだと思う。

他者との関係性とストレス曲線 10/10

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自己実現と他己実現のバランス (他者との関係性とストレス曲線 9/10)

2017-11-07 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 親の期待を背負って勉学に努力する子供。上司の期待を胸に働くサラリーパーソン・・・自分の昔を思い出して、こんな時期もあったなと懐かしく思ったりもするが、他者の期待と自己の関係は結構悩ましいものだと思う。

 特に問題のある他者が異常にプレッシャーを掛けたりする場合、心優しい人は破たんしてしまったりする。逞しく、私は私よと対処できれば良いが。他者の期待と自分の本音をどうバランスさせるかは難問だ。

 さて、先日行った神代植物園。温室の中にはいろいろな植物があった。同じ地球上と言いながら、さまざまな環境がある。その中で乾燥地の植物、湿地帯の植物・・・が全く違う見てくれで生きている。ただ共通なこともある。それぞれの環境の中で、自らを破たんさせることなく、しっかりと生きているということだ。

 他者にもいろいろある。親や上司、同僚、友人、親友、・・・神仏もそうかもしれない。どんな他者と親密になるかは、生き残るうえで重要なのだろう。

    

   

他者との関係性とストレス曲線 9/10

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他者は味のある人たちである (他者との関係性とストレス曲線 8/10)

2017-11-06 | 第二章「五感と体感」

 この世の中で生き抜いていくために、他者を簡単に評価したりすることが多いようだ。私も、「生き甲斐の心理学」を学んで、他者を受容したり共感することを学んでいるにも関わらず、なんとなく、他者の評価を真に受けたり、あるいは自分でも軽く思いこんだりしてしまうことがある。

 しかし、後で何か気になって、その方の話をよくお聴きすると、はっとするような事情があったりして、まったく違う印象を受けることになる。他者に対しての軽はずみな言動はいけないなと自戒の念を抱く最近である。

他者との関係性とストレス曲線 8/10

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愛の原型が救いになるところと怖いところ (他者との関係性とストレス曲線 7/10)

2017-11-04 | 第三章「無意識の世界」

 昨日は、調布市の神代植物園に、二十年くらい経つのだろうか久しぶりに訪れた。美しいダリアやバラを堪能して帰った。

 天気も良く穏やかで、バラの美しさと香でリフレッシュした。

   

   

   

 こんなに美しく立派なバラやダリアではなかったが、幼いころの私の家の庭にも、ささやかにバラやダリアが咲いていた記憶がある。当時の祖父母や両親と一緒に愛でた記憶とどこかで重なり、つまり、愛の原型と重なり、満ち足りた気分になったかもしれない。

 愛の原型とは、自分の生育史の中で、これが愛かなと思えるような、主観的な愛の記憶と言えると思う。そして、その愛の原型は、昨日のように自分を癒し元気にしてくれる一面があるが、時に凶器となり身を亡ぼすことまであるという。

 さて、今朝は遥か彼方の縄文時代から、1,300年くらい前の飛鳥・奈良時代に戻ってきている。昨日のバラの香りで、少し現実的になったのかもしれない(笑)

 日本の原型ができた飛鳥時代。天智天皇、天武天皇、持統天皇、といった大政治家の力も寄与しできてきたと思うのだが、その中で地味ながら大きな働きをしてきた皇子がいる。志貴皇子である。彼は天智天皇の子であり、大友皇子と同じく母が夫人の格であった。実務家としての経歴は殆どないようだ。しかし、歴史を俯瞰していくと、大きな働きをされたなと思ってしまう。

 壬申の乱で天智天皇系が破れ、天武天皇系の世の中になり、天智天皇系の志貴皇子は冷遇されるようになる。しかし、天武天皇が崩御し、その後、持統天皇が即位すると、持統天皇が天智天皇の子供であったこともあり、また、厳しい政争の中で天智天皇に近かった藤原氏の不比等に接近していったこともあるのだろう。天智系の志貴皇子に日の目があたってくるようになる。そして、死後ではあるが770年に、志貴皇子の息子の光仁天皇が天智系の天皇として即位する。それから先は天智系の子孫が占める。

 そんな志貴皇子であるが、名歌を万葉集に残している。その中の二つが印象的である。

 采女の 袖ふきかへす 明日香風 都を遠み いたづらに吹く (万葉集1、57)

 この歌は、飛鳥浄御原宮から藤原京に遷宮したあとに、残された志貴皇子の孤独な心境を語っているようだ。かつては大友皇子(弘文天皇)政権に近いところに居たにもかかわらず、壬申の乱で冷遇されるポジションになってしまう。地方の子女が家の期待を背負って采女として主人に仕えるのだが、その采女の心境と重なってしまう。

 この句は、私の推測であるが、志貴皇子も采女も蝶よ花よと育てられ、周りから期待された世俗的に愛の原型をどこかにもっているがゆえに、激しい孤立感、孤独感につながるように思えてならない。今の日本はよくわからないが、ひと昔前は立身出世的な願望は巷に溢れ、それをバネにして働いたりする一方、期待に沿えない場合は悲劇を生んだ。

 むささびは 木末(こづえ)求むと あしひきの 山の猟師に 逢ひにけるかも (万葉集2、267)

 縄文が大好きな私にとって、ムササビの習性(飛翔力が乏しく、滑空するのを主とするムササビは、必ず木の幹から登って梢から飛び立つ)を知ってムササビをしとめる猟師(またぎか)の智慧の物語にうきうきしてしまう。

 この歌の解釈の一つに、大津皇子が権力奪取にしがみつき命を落としてしまったような悲劇を宣べているというものがある。愛の原型が凶器になるという意味なのだろうか。

 愛の原型をどこかで深く見つめ、どこかでさらに統合している志貴皇子であるが、この兄弟でもある持統天皇も多様でしたたかな世界観をもっていたのかもしれない。ムササビをしとめる猟師のような智慧というのだろうか。

他者との関係性とストレス曲線 7/10

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自分への共感を深める!(他者との関係性とストレス曲線 6/10)

2017-11-02 | 第三章「無意識の世界」

 縄文土器を岡山県新見市の美術館でこの夏に作ったのだが、先日、野焼きをしてお送りいただいた。想像以上に綺麗に焼いていただき感謝であったが、自分の土器の厚さは1cm以上。いろいろコーチをしていただいたにもかかわらず、明らかに修行不足というものだった。

 その時に美術館の先生からお教えいただいたが、縄文草創期には数ミリの土器があり、それを今の人が作るのは至難の業だという。つまり、13,000年?前にすでに技術的には土器製作は完成の域にあった。

 土器が届いてから、ちょうど先日の台風のときだったか、府中の森の博物館に土器が見たくなり行った。そして、武蔵台遺跡(都立府中病院の敷地?)の縄文早期(11,000年前)の土器を見たが、その薄さにショックを覚えた。

  

 私が学生のころは縄文時代といえば、原始時代というような感覚で教えられ、今でも縄文の人を、ちょっと侮蔑的に縄文人と呼ぶ人も多いが、土器を実際に作ってみて、技術的にはもう最終到達点をとらえた祖先に、劣等感さえ感じてしまった。しかし、一方に不遜にも努力をすれば対等になれそうな感覚もある、縄文の祖先との平和を感じることができたようだった。

 各地の博物館や埋蔵文化センターなどで土器づくり、糸づくり、縄文食体験といった企画が盛んにおこなわれているが、縄文の人への不要な防衛機制を解放し、共感・受容する体験として、心理学的にも素晴らしいものだと思う。是非、皆さまも体験をされては。

 さて、土器づくりは幼いころの粘土遊びなどにも通じるが、自分の生育史と向き合う自分史ブームに最近興味を持っている。実際、私も「生き甲斐の心理学」の学びで自己分析の論文を書いた経験があり、過去の自分との対話は貴重な経験だなと感じていることもある。

 悲しい体験、何とも言えない経験、反対に楽しい体験、嬉しい体験・・・それこそ、そういったものが走馬灯のように見えて来るのが自分史なのだろう。私も17年くらい、いろいろと生育史を研究してきたが、その中で自分の知られざる部分の意味を発見したりすることは、豊かな糧となり、残された人生をよりイキイキとさせ、自分との平和を増進することにもなると思う。

 なぜ発見できたかは、いろいろ自分で生育史を楽しんだ成果(無理をしないということでもある)とも言えるが、振り返ってみると、悲喜交々の体験・経験を様々な視点で再解釈するということにつきると思う。悲のほうの視点も喜のほうの視点もである。そして、経験当時(幼いころ)の倫理道徳に縛られた解釈を、人生をいろいろ経験した今の視点(かりに本物の愛の視点というか)で再解釈する。愛の原型をあれこれ考え、その原型と思われる引き出しが増えれば増えるほど豊かになるようだ。

 自分自身に対する、共感とか受容。それを生み出す本物の愛の解釈というか・・。これは他者の傾聴と同等に難しい作業だが。向き合う意味は大いにあったようだ。

他者との関係性とストレス曲線 6/10

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