友人という言葉に、何となく躊躇いを感じるが、やはり彼は友人だったのだと思う。お会いした時間は短かかったが、不思議なご縁に包まれていたように思う。
彼は、今月の初め異国の地で48歳の若さで帰天した。宣教師として、ブラジルに派遣されて一時帰国し、戻る途上での出来事であった。
5月にお会いできる予定があり、楽しみにしていたが、用事ができてお会いできなくなったのが本当に悔やまれた。
最近まで、インターネットを通じて、お元気そうなやり取りを拝見したり、メールをいただいたりしたのが信じられない。
その彼が、バトンを通じて、好きな画家として東山魁夷氏を挙げられていた。私も好きで昨年は、是非見たい絵があり長野県信濃美術館までその為に行ったりした。
一番見たい絵は、東山魁夷氏の1999年の遺作、「夕星」であった。湖の前に木が四本あり、その上に宵の明星が輝いている絵である。残念ながらその絵は当日展示されておらず見ずじまいであった。
昨晩、四谷で夕方に宵の明星を見た。地平線に近いところに輝いていた明星は、あの夕星のようであった。
人気blogランキングへ <- 1クリック応援お願いしますね!