イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

変化するベンチと思考の問題・・・・

2008-07-14 | 第七章「光と復活体」

 最近、駅のベンチが変わってきているようだ。昔ながらのベンチもあるが、ちょっと高めのベンチなど多彩である。利用者のニーズに合わせているようにも思うし、駅の安全性やラッシュ時の便宜など駅管理を考えているようにも思う。

 ただ、駅のベンチというのが、恐らく何十年、あるいは100年くらい変わらなかったものが、現在変わってきていることに驚く。

 ベンチはこうあるものだという、ベンチの観念(思考)が変わる。変わらないと思っていた観念(思考)が変わるとき、何か自分も変わるように思う。

 話は変わるが、自分にとっての死。幼いころは、カトリックの教えの影響もあるのか、あるいは子供の心理なのか、死はもっと身近で余り怖くなかった。青年時代・20歳代は、一時死が異常に怖かった時期があった。現在は怖いが、より身近に感じる。少し楽しみという感じもある。

 これは感情の背後にある、死の観念(思考)が、変化しているのだと思う。

 心理学の勉強は、他人を分析したり、おもしろ半分に知識を得たりするのではなく、自分自身をその知識をもって研究することが重要だと思う。・・・ジェイムズ・ヒルマン氏が言われている言葉で、心理学化という言葉があるが、まさに自分を研究し知識を血肉化する心理学化が重要ではないだろうか?

 心理学を単に治療の道具と安易に考えるのではなく、もっと深い根源的なものと考えると、一転して私たちにとって真に生活を豊にする学問になるのだと最近つくづく想う。

<死を考える4/4>

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