イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

子を思う親ごころ!

2007-07-22 | 第七章「光と復活体」

今年の春、我が家のオスで5歳のマルチーズが、不思議なご縁で近くの方のご紹介で結婚し、5月の終わりころ仔犬4匹が誕生した。

母犬と4匹の仔犬は別に生活していたが、先週から仔犬1匹が我が家で生活することになった。オスのマルチーズ(ノコ)と一緒にメスの生後2ヶ月の仔犬(こなつ)が暮らすようになった。

私が家に戻ると、犬2匹が親子で出迎えてくれるようになった。

さて、昨日、仔犬が予防注射のために親犬を残して出かけてしまった。今まで24時間いつも親子でいたわけだが、初めて仔犬がいなくなると、親犬は落ち着きをなくし、しばらくすると悲しそうに遠吠えをしだしした。

犬でも子供に対する想いというのがあるのだろうか?子を思う親心は同じなのだろうか。

親子関係というのは、さまざまな人間関係の中でも思い悩む難しい関係のひとつだと思う。子にとっての親、親にとっての子はとても大切な存在であり、そしてそれ故に不安をはじめとする暗い感情の源泉となりうる。

平安感、友好感、幸福感といった明るい感情を得ることもあるが、大半は暗い感情である。

ただ、仔犬に会いたがる親犬の悲しみが真実であるように、子を想い不安感を抱く人間の親たちも美しい真実だと思う。この真実を神仏はどう捉えるのだろう?

親子関係に不安感を抱くとき、こうしたちょっと離れた視点から自分を見つめると楽になる。

暗い世界に、一条の光を見るようだ。

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