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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

現代では隠されがちなことを思索する (ひとり立ちについて 7/10)

2017-12-29 | 第九章「愛」

 他者の話を静かに傾聴していると、本当に新しい世界を拝見できるように思う。それは、他者のためというより自分のためにもなるのだと思う。そして、世界が広がってくる。

 傾聴というと単なる技術のようにあつかわれがちだが、そうでもないところが本質にあるように思う。

 えへら、えへらと過ごすのが日常ではないことに気づくことが、長い人生にはある。突然降って湧いたような辛い時期が、誰にも訪れるのだと思う。その時、大事なのは人が書いたノウハウ本ではなく、しっかりとした自分自身の死生観であったりする。自分の行く末を深く知る、宗教・哲学は激動の日常に実は大切なのだ。私はたまたまカトリックの信徒であったが、それが救いとなった経験はあるし、さまざまな人のまじめな話から、深く思索された死生観を伺うことも多い。

 「自分は何のために生きているのか、自分の行く末はどうなるのか」そんな自問自答は、この冬至、クリスマス、大晦日・正月といった時期にとても相応しい。そして、それは大きな糧を生み出す。傾聴ということもその一つかもしれない。

 写真は、吉野の桜木神社のそばでとったものだ。壬申の乱の原点であった吉野。持統天皇はこの吉野を愛したようだ。そして、31回の行幸をする。山のような懸案事項がある激動の時代に何でまたと感じるのだが、日本書紀には吉野行幸ではなく伊勢行幸の時の話ではあるが部下から諫められた話がのっている。

 大三輪高市麻呂の諫言である。おそらく、自分の名誉・地位を捨てての行動だったのだと思う。「農民が困窮するので、農作の時期は行幸しないように」そんな内容だった。実際は、持統天皇は伊勢に行幸したのだが、日本書紀には、農民等を配慮した対応がされたことが書かれている。賛同ではなく共感、そしてブレずに自分の行動をされている。

 吉野、伊勢・・・それは当時も聖地であったと思う。そこで、女帝は何を考え、何を行っていたのだろう。

ひとり立ちについて 7/10

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