うちの愛犬Nも16歳と4カ月となり、人間でいうと80歳を超す年齢になったようだ。人間と同じで歯が抜け、足腰が弱り、眼も耳も不自由になってくる。人間も含め動物は、他者に依存する中で生まれ、そして他者に依存する中で老い死んでいくようだ。
さて、人間はこうした依存性を本能的に秘めているものの、不思議なことに独り立ちをすることがある。そのあたりのことを考えると実に神秘的でもある。青春時代はまさしくそんな世界である。
今の自分もいろいろ複雑であるが(妻には単純にみられているが)、二つの傾向があるように思う。一つは褒められて生きるという側面。もう一つは自分の傾向と渇望を大事にして生きるという側面だ。
家庭でも仕事でも、孤立よりは褒められて生きるというほうが嬉しいものだ。しかし、どっこい自分の中に湧きおこる何かは、違う方向を示して、時に孤立無援の方向を目指してしまうということもある。
自分の中には、この二つの側面の愛の原型があるように思う。この辺りはとても面白く神秘的ですらある。もう主客混然一体のような2-3歳のころの愛の原型。そして、思春期から青年期にかけてのひとり立ちを支える愛の原型。
愛犬Nちゃんにも、人間並みに二種類の原型があるのだろうか。
ひとり立ちについて 1/10
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森 裕行 | |
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