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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

感情を俯瞰するとセルフコントロールが上手になっていく!(日々の中で明るい感情を確実に持つには? 3/10)

2016-01-04 | 第一章「意識と知覚」

 生き甲斐の心理学を学び、凄いなと思ったことの一つに感情を俯瞰する術を知ったことがある。この勉強をする前は、イライラするような出来事があると、その原因等を論理的に追っていくようなことが多かった。しかし、感情が自分のもつ理想と現実のギャップから生まれること。しかもその理想と現実も今意識しているもののほかに、無意識の世界のそれもあることを知り、原因を知的に追うより感情そのものの傾向を深堀したほうが、よっぽど有意義であることが分かったからだ。

 今日は三ケ日も終わり、そろそろ仕事等の日常が始まる時期となる。正月の疲れも出たりで、ブルーマンデー的なストレス曲線を感じている方も多いと思う(私もその一人)。そんな中、今日は、「夫婦喧嘩は犬をも食わない」ということわざを考えてみた。何でも食べる犬でも夫婦喧嘩にはそっぽを向くということで、喧嘩の仲裁等、おせっかいをしてもつまらないという意味らしい。

 これは、感情の不思議さを言っているようにも感じる。お互いに怒っていたりするかと思えば、突然対局の友好的感情に切り替わる。犬のように真面目にご主人のことを想っていても振り回されるのがせいぜい。生き甲斐の心理学で学ぶ、ストレス曲線の怒りが幸福曲線の友好的感情がスイッチ一つで切り替わる原理を伝えているようでもある。

 さて、感情を俯瞰するといってもピンと来ないかたも多いと思う。俯瞰するには望遠鏡とか別の仕掛けが必要なのだろうが、それが何か不明ということもあろう。

 生き甲斐の心理学では二つ三つの感情の分類の仕方を理論的に説明している。そのうちの一つがストレス曲線と幸福曲線の話である。そして、もう一つはエリクソンの人格形成論にでてくる感情である。自分の経験する感情は実に多様であるが、この理論にでてくる感情に当てはめてみると、意外なことに気づくようである。まあ、それが俯瞰ということかもしれない。

 今日は、「夫婦喧嘩は犬をも食わない」から連想して、ストレス曲線について少し説明しよう。ストレス曲線は万とある暗い感情を、不安、怒り、身体的症状、ウツ、錯乱の5つに分類している。そして、この5つは不安->怒り->身体的症状->ウツ->錯乱と一つの悩みから亢進していく性格もあるようだ。夫婦喧嘩とは限らないが、二人の関係において生じる様々な感情。いろいろあると思うが、それをこの5つに分類してみる。そして、さらにできればその感情のもととなった、自分の理想と現実の把握の仕方を振り返ってみる。それだけで一つの俯瞰の作業になると思う。

 蛇足ながらその作業の中で、つかめれば、理想と現実を今度は論理的にあれこれ考えてみる。運が良ければ感情が変わり、平安感や友好的感情に変わったりもする。

 日々の中で明るい感情を確実に持つには? 3/10

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