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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

縄文語に一番近い方言!(異文化と愛 ① 10/10)

2014-10-16 | 第九章「愛」

 縄文語に一番近い方言は何だろうか?「縄文語の発見」(小泉保著 青土社)を読んでいたら、どうも東北弁が該当するようだ。

 この数年、東北に興味を持つようになり、遠野に行ったり、平泉に行ったり、その前は福島。そういえば、東北弁に縁のある出雲にも行った。読む本も、遠野物語、宮沢賢治、石川啄木、日本神話・・・そして、孫娘のために遠野物語かるた、啄木かるたまで買ってしまった。買った当時は孫娘には無理で一人で観ていたが、最近はひらがなが読めるようになった孫が時々つき合ってくれ、遠野かるたをときどき遊ぶ。

 若いころに関西に住んだこともあり、関西も好きであるが、透明感があって落ち着きのある東北には惹かれる。特に年をとってくると、いいなと思う。

 さて、今日は「生き甲斐の心理学」での自己開示のことを考えている。自分の心の奥のことは、自分でももやもやしていてはっきりしないことが多い。そんな自分をうまく大切な人と語り合うことで、うまく表現してスキッとすることがある。それが自己開示のよさなのである。

 若いころに仲間と小説集を作った経験があるが、その時初めて短編小説を書いた。下手な小説で赤面するが、その時も何かスキッとしたことをはっきり覚えている。小説などの芸術活動も、自己開示の一種なのかもしれない。

 日本の小説や詩歌は、島国の良さか、結構残っている。清少納言や紫式部は弥生系の関西弁をしゃべっていたのだろうが、その中でも世界的な小説を書いた。それに対して、縄文圏内の土地に生まれた宮沢賢治や石川啄木も素晴らしい詩歌や童話を残している。言葉は大切だが、開示する本人の心というか、それは普遍的で深さがあり人のこころを打つ。魂なのだろう。

異文化と愛 10/10

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