イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

心が繋がらないで大変!(異文化と愛 ① 3/10)

2014-10-09 | 第九章「愛」

 今朝のマッサン。エリーさんが苦労して優子さんと話をし、ゆるされたかな?と思いきや、激しい復讐が始まったようだ。厳しい関係での傾聴(心理的接触)の難しさ、エリーさんのことを全く笑えないなと思ったりした。

 ちょうど、縄文の勉強で日本書紀の神話を紐解いていたので、女神イザナミが火の神を産んで亡くなり、悲しんだ夫のイザナギが黄泉の国を訪れるが、観てはいけないという約束を破り、イザナミの激しい復讐を思い出してしまった。

 日本神話の黄泉の国の話は、日本人のアイデンティティ、①ケガレとミソギ②恥の文化③甘えの構造④もののあわれ⑤幽玄の美⑥侘びと寂 を思索する上でも良い話だが、何かマッサンの婚約者の話も似ている。美しい優子さんがほほ笑んだ後に、ちょっと眉をひそめる。恥の文化、汚れ、曖昧さ、四谷怪談みたいな怖さ、時間の残酷さ、一瞬だがいろいろ考えてしまう・・・

 黄泉の国の話は、最終的に、黄泉の国とこの世の境が作られ、そこでイザナミとイザナギが言葉を掛け合って終結する。

 黄泉の国の神イザナミは一日に1000人殺してやるというが、この世のイザナギは1500人を産むと言う。弥生・・・律令制建設の時代の生産性や合理性の論理がむき出しの話であるが、考えてみれば人を殺傷する武器を全くつくらなかった縄文文化は10,000年の歴史があったのだ。

 マッサンの今週のテーマは「禍転じて福となす」なので、これから戦争ではなく和解。感情面でもウツから幸福感に転換する何かがあるのだろう。大変興味があるが、縄文時代の日本人の戦争回避のノウハウもきっと何かあるのだろう。今日も、妄想はつきない。

異文化と愛 3/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ <・クリック応援いつも感謝しています! o(^▽^)o