ジョハリの窓というお話がある。自分が知っている自分。自分が知らない自分。他人が知っている自分。他人が知らない自分。そしてその組み合わせで4つの自分がいるというお話である。例えば、自分が知っているが他人が知らない自分がいるとか。自分が知らないが他人が知っている自分がいるとか。
それが、私たちの置かれた世界の一つの真実なのだろう。
さて、これと4つに分けるのは似ているが、生き甲斐の心理学のなかに愛用している理論がある。好きか嫌いかという原初感情に関係するが、自己否定、自己肯定。他者否定、他者肯定。この四つの組み合わせの世界の話だ。大切なので4つ書いてみよう。
自己肯定・他者肯定 (愛の世界?)
自己否定・他者肯定 (卑屈な世界?)
自己肯定・他者否定 (傲慢の世界?)
自己否定・他者否定 (破滅的な世界?)
自分の感情生活を総合的に考えたり(今日一日はどうだったとか)、今の自分の感情を調べたりで、自分のポジションを意識化することができる。もちろん、それが良いとか悪いとかは抜きにで、気楽にコンパスで自分の感情の位置を調べるのだ。私の哲学は、だいたい自己肯定・他者肯定を目指してはいるが、現実の感情はいろいろ。そして、その感情の軌跡を描いてみると面白い。あの時は卑屈の世界でうごめいていたなとか。あの時の自分は、傲慢の世界で頑張って愛の世界に入ったのかなとかである。
この分類は、それで何?といわれてしまうかもしれないが、自分にとっては錯乱していた感情生活を整理できるので嬉しい理論だ。
さらに、自分の感情は自分でもなかなかわからないことがあるので、ジョハリの窓を思い浮かべて、あの時はAさんは私が怒っていると感じたのだなと謙虚に反省をすると、さらに気づきが・・・
今日は、ふたつのプロットの話をして、ちょっと疲れた。ふぅ。
旅と真善美③ 4/10