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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分のせっかちな性格との付き合い方!(性格を考える 10/10)

2012-03-07 | 第九章「愛」

 今回の中欧旅行の後で、写真を整理したりで妻と会話をしていると、旅行における二人の性格の違いの良い面、悪い面が炙り出されてくるようである。私の場合は悪い面が多いかも・・・例えば、私は夢中になると人の話をよく聞かなかったりするのであるが、妻は、冷静によく聞きしっかりと覚えている。また、限られた時間の中での行動だと、私は結構、焦りせっかくの良い機会を失ってしまうことも。

 今回残念だったひとつは、プラハの旧市庁舎の時計台の仕掛け時計を見なかったことがある。丁度定時で人が集まるときに、せっかちの私が妻が呼び止めたにも関わらず、なんとなく通り過ぎてしまったことだ。後から指摘されて、自分でも残念に思ったり。

 自分のへんに律儀な性格。定刻?主義者的な側面があるのですが、これは、どこから来るのだろうか、母方の家の家風に起源があるようです。ただ、それだけでなく、ひょっとしたら友達の交通事故死のときの6歳の心の傷に起源があるかもしれません。今では、その傾向も改善されているようではあるのですが、時折顔を出すようです。

 いったん、ある心の傾向や渇望が生じると、その傾向が時に、本人の意志とは関係なく加速していくこと。そんな現象がこころの世界にはあります。カールロジャースの人格形成論の4番目が、これを見事に表しています。

 <有機体は、一つの基本的な傾向と渇望をもっている。すなわち、体験している有機体を現実化し、維持し、強化することである。>

 小学校のころは、それほどでもなかったが、青年時代にだんだん、せっかちは加速してきたようでし。そして、あるときはちょっとへんだった気もします。でも年を重ね、さらに、生き甲斐の心理学の勉強をすることで、そうした傾向に気付き、何となく日々を送っているうちに、この傾向が軽減されてきた気がする。不思議なことだが・・・

 さて、この命題を勉強していると、直接心の問題ではないが、昔、夏山に登山したときのことを思い出す。素人の私が槍ヶ岳などに登山したとき、やはり、鎖場があったり、危険な個所がある。そうしたとき、私は岩にしがみついたりしたものだが、かえって危険とアドバイスされた。しがみつかず、余裕をもって、無駄な力が入らないように、時には岩から体を離すことも大事なことだった。

 U先生から教わった、自己実現のための3つの自問自答。①何のために生きているのか。②生き甲斐は何か?③自分(身体、生育史、魂)を大切にしているか?この問いかけも、とても実践的な自問自答だと思っている。視点が変わるのがよいのかもしれない。 

 性格を考える 10/10

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