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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

傾聴の核心:共感!(こころの援助を考える⑭)

2010-04-03 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 傾聴の6つのポイントを浮かぶままに書いてきたが、5番目は「共感性」である。この言葉は英語でempathyといい、臨床心理学で様々に定義され、それだけで論文が書けるようなテーマだ。

 今日は、いろいろWebで研究したが、Wikipediaに英語ではあるが、かなり詳しく載っていた。時間がある時に一度熟読したいと思う。カールロジャースの定義もでている。

 興味はあるが、今日は深入りしないで、「生き甲斐の心理学」の共感性で傾聴時の良い構えをいつものようにあげてみる。

 ☆あたたかみと共感性がある。

 この短い言葉の中に、いろいろ想いが込められているようだ。同情でもなく、自他混合でもなく、倫理道徳的堅さもなく、と言って混沌でもなく、愛の眼差しがあるようでもある。

 傾聴では、この構えの中から、ご本人と一緒に、問題の核心(主訴)を見つけに行く。本当の問題はご本人にも見たくない部分であったり、気がつかない部分であったりする、そこを一緒に探しだしていく一番重要なところである。そして、問題の核心を理解し、ご本人は思考・感情・行動を再統合していく。

 昨日と今日、傾聴の重要ポイント、傾聴の質を左右する受容と共感を考えてきた。もう10年くらい勉強していても、奥が深い。訓練によってより、研究により理解が進むエリアだと思う。

(こころの援助を考える⑭(1億2千万人のための生き甲斐の心理学) 15/60)

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