イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

受容することから、許しが始まる!

2008-04-08 | 第四章「愛とゆるし」

 昨晩から雨が降り続いている。朝、ベランダの手摺りに水滴が光ってきれいだった。

 幼い頃雨の日に傘をさし、傘の露先から雨粒が規則正しく落ちていくのを見入っていた記憶がある。あるいは、縁側から庭を見たり、雨を見ていた記憶。

 水は、容器に形を合わせ、不定形であるが、雨粒を観ていると、水の本来の形のことを想う。本来は球なのか?不定形、透明、球(雨粒)、川の流れ、海・・・・・つかみにくい水のイメージ。

 身体の中を流れる水を思い浮かべる。人間の80%は水分。地球の生命は水と関わりがある。

 遠い宇宙から地球の写真を思い浮かべる。水の星のイメージである。宇宙飛行士を経験した人で、後に宗教家になったという方も何人かいらっしゃるそうだ。

 さて、「ゆるし」と受容性は兄弟のようである。水のように様々なものを受け入れることを想う。若いころは人と同じであることが大切な価値観であった。共通の趣味、共通の思想、共通の感性・・・確かに居心地がよいこともあるが、実際はそのようなことはほとんどありえないと思う。

 深層心理学では自分以外の他人は、驚きの対象であるという。その中にあって、他人の存在を否定するのではなく、「そうなんだ・・・」と認めること。他人を否定したり、自分を否定するなく、お互いの違いを認める。受容とはそんな、あっさりとしたことだ。

 受容から、ゆるしが始まる。

 手摺りに着いたり、花びらに着く水滴・・・

 今日は雨。清らかな水のことを考えたい!

<ゆるし3/4>

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