イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

暑い夏にアラスカを想う!

2007-07-30 | 第七章「光と復活体」

最近は暑い毎日が続いている。こんな数日であるが、私の頭の中は少々寒いアラスカの記憶で、結構涼しい。

7歳の時、私の滞在していたシトカは、南東アラスカに位置しで雨が多く雪は少なかった。ただ、東京では見ることのない、パウダースノーもあり、冬の海も凍り寒いことも確かである。

住んでいた家は、ロシア人墓地の近くの平屋で黄色い家あった。そして、家の前の道路を挟んで、一緒に良く遊んだ少し年上の女の子Bが住んでいた。よく、「Could Hiro play?」と家に遊びに来た。

冬になると、登校する時間は緯度の関係で薄暗かった。ある日、Bと一緒に学校に向かった。雪が20-30cm積もり歩き難かった。そして、突然ズボリと右足が道路の側溝にはまった。側溝には、水が猛烈に速く流れ、流されないように体勢を維持するのでやっとであった。

そんな危険な状態の時、Bが即座に駆け寄り助けてくれ、窮地を脱した。もしBに助けて貰えなかったら・・・。

Bは今から考えると、ネイティブの血が混じっていたと思う。日本語にも興味があった。春になり、日本に帰国する別れの時、私は大切にしていた日本の本をプレゼントした。

あれから50年経とうとしている。Bは元気だろうか?

愛の原型を考える時、両親や祖父母、自然などの他に、このBの記憶も最近は考える。Bの記憶は生き甲斐や、自分の使命を考える時、私をどこかで支えてくれているように思う。

アラスカの州花は忘れ名草(forget-me-not)だそうだ。今日はBを思い出し彼女の幸せを祈りたい。(本当に好きなことを見つける(5/5))

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