小学校4年のころであろうか、身の回りの整理整頓などが下手だった私が、几帳面な父とよく比較されてか、突然人が変わったように几帳面になったことがあった。
翌日の教科書や文具をランドセルにセットする。布団を敷きしわひとつないようにシーツを着ける。さらに、翌日着る服などをたたんで枕元に置く。それもきちっと置く位置も決めて。
こうした、いい子志向の行動は度が過ぎたのか、さすがに父も吃驚して心配していたようである。
しかし、もともとルーズな本質を持っている私であるので、しばらくすると化けの皮がはがれてきたものだ。
しかし、父の真似をして心を安定化するには、父=几帳面=理工系=仕事もバリバリ=立派な大人・・・の無意識の公式は重要であり、この自分であみ出した「しわのないシーツ」の記憶・原型は、人生でいろいろ困難にぶつかると切り札のように現れた。
大人になり、バリバリ仕事を進める上では、こうしたちょっと歪んだ自己イメージは殆ど問題にならない。しかし、大きな困難にぶつかったりすると、自己肯定・他者肯定ではなく、自己否定や他社否定の傾向に陥りやすいく、心の健全性は損なわれる。
自分は 几帳面である(几帳面でなければならない)といった間違った自己イメージを捨て。自分は時に几帳面になれるが、地は結構ずぼらなところがある。と修正したほうが良い。
こんなことを考えているときは、だいたい机の上が散らかり、家族から白い目で見られるときであるが・・
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