近くの多摩動物公園に夕方に一人で行った。恐らく15年ぶり位である。平日の夕方であったが、子供連れの親子、若いカップルなどが予想以上に来場されていた。
オジサン一人で動物園見学するのは、ちょっと違和感があった。子供連れの方に、「ここにコアラが見えますよ」。と声を掛けても怪しまれたのか、言葉が返ってこなかった。
ただ、一匹のライオンのように、オジサン一人で見学するのも新しいかもしれない。
さて、今回とても感激したのは、チンパンジーであった。室内から見学したが、チンパンジーの子供連れが窓の側に近づいてきたときは、その堂々とした姿に感動を覚えた。現在、人間に一番近いとされているチンパンジーは約500万年前に祖先から分かれた。不思議な近親感があった。
世界中の大型動物も、見ることができた。私たちの祖先が命を掛けて狩猟をし、生き延びるために空腹を満たした恩ある動物たちでもある。
熊が水浴びをしているのが印象的であった。暖冬で気持ちよく水浴びをしているようであった。
動物園は、動物園特有の匂いがする。それは、生き物の匂いでもある。私たち人間は生きるために、他の動物や植物の命を頂生き延びてきたし、今もそうである。
食卓に挙がっている肉、野菜・・なんとなく食べているものも命を掛けた歴史や知恵があることを忘れてはならない。危険な猟や漁。毒素を抜く調理法等々・・そして、動物に感謝することは重要である。
そんなことを思いつつ、一人帰った。
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