《前日につづく》 3人兄弟であったが、兄と弟は祖父母の所で幼時から育てられた。
祖父母が見るに見かねて、私を呼び寄せて、面倒を見てもらうことになった。
小学校~高校を卒業するまでに7校、転校の連続だった。
転校は辛かった、「イジメ」にあうし「仲間外れ」には悩まされた。
家庭的にも恵まれなかった。母は3歳で死別、4才から12才までは継母の世話になった。
その継母も貧乏に耐えかねたのか、父とは離別してしまった。
夫婦喧嘩が絶えなかった。子供にとっては辛く悲しいことだった。
母親のいる一家団欒の暮らしを見ては羨ましくて仕方なかった。
祖父母のお蔭でどうにか「高校」を卒業することができた。 《以下続く》
夜 明 け の 大 山