夜露に濡れた「花」に魅せられて、私のカメラ行脚は始まった。
「花」はカメラの向け方が大切だ。背景は暗く、適度なぼかしが花の美しさを際立たせる。
撮る対象は、花から風景へと広がっていった。
作品を見て何かが足りないと思ったので、ニコンの「写真教室」を一年間受講した。
特に、「構図」と狙う対象の配置方法を主として学んだ。
対象を中心に置く撮影はしなくなった。同時に、シンメトリーという前後左右対称形となる撮影方法も学んだ。
佳き作品を作るには、カメラの種類も大切で、普通の35ミリカメラから、望遠と接写ができる一眼レフにした。
目にする光景をどのように収めるか、指でシミュレーションするようになった。
外出する時には、積極的にカメラを持ち歩くようになった。
パソコンにダウンロードする時は、楽しみの一瞬である。 ≪以下続く≫
朝 霧 高 原 か ら ( 1 )