楽器に宿るもの

こちらは
年末チェッカーズのときに撮った
享さんの愛器
フェンダーのストラトキャスター。

このヘッドの色や
ロゴのデカールのはがれ具合からすると
60年代のものに見えます。

ところが1981年製で
チェッカーズのデビューのときに
手に入れたものだそうです。

ファンのかたにはお馴染みの
いわゆるチェッカーズのときに
ずっと弾いていたあのストラトです。

このストラトの年季の入り方は、
この楽器を弾き倒してきた享さんの愛情の証でありながら、
きっとチェッカーズのライブで
ファンのみなさんの声援や愛情を何度も何度も注がれてきたからこそ
このようなシブくてカッコいいルックスになっているのでしょう。

このストラトを撮影する僕を見た享さんは
「一緒のバンドやってんだから弾いていいぞ。」
と優しく言ってくれましたが、
この楽器に宿る何か神々しい雰囲気に押され
僕は弾くことが出来ませんでした。

人がいろいろな経験をして
顔はしわくちゃになりながらも
素敵で魅力的になっていくように、
楽器も同じく
その楽器が経験してきたこと、
その楽器を愛した人の情熱などで
音が魅力的になっていくのでしょう。



享さんのギターと
僕のギターの２ショット。
偶然にも同じ1981年製です。
もしかして同じ工場で産まれた同級生かもしれません。
年末チェッカーズにて32年ぶりの再会かも。笑

Paul

ポール・マッカートニーのライブに行ってきました。

ビートルズの音楽は奇跡です。
50年前に誕生して以来
気がつけば全ての人々の日々の生活のなかに
スッと入り込んでいる唯一の音楽かもしれません。
その人の人生のなかで
必ずやビートルズの歌に触れてきた瞬間があるはずです。

小学生の運動会で無邪気に「オブラディ オブラダ」で踊ったり、
中学の英語の先生がアコギで歌ってくれた「Let it be」を聴いて
古い音楽はクソだと思ったり、
Swinging Popsicleのアルバム"Fennec!"レコーディング中だった30歳の誕生日に
自分へのプレゼントにヘフナーのバイオリンベースを買ったり、
みんなそれぞれに
長く曲がりくねった人生と言う道を歩んできて、
今ここで人生の悲喜こもごもを共にした名曲が優しく力強く鳴らされるんです。
あの場所にいた５万人の人生を包み込んでいるんです。

涙。

ジョンもジョージもいないこの世で
ずっと歌い続けている。

71歳のポールが新しいアルバムを出して
現在進行形の音楽を鳴らし、
いつでも前進する姿勢と
われわれと仲間への愛と感謝、
そして
人生の素晴らしさを
音楽を通じで教えてくれる
素晴らしいライブでした。

ポール、
どうぞお元気で。
息子が就学したら必ずライブに連れて行きます。








シマッチがプレゼントしてくれたビートルズTシャツを着ていきました。



ポールには知らされたいなかったサプライズ。
「Yesterday」での真っ赤なサイリウム。

ペグ

ベースのペグは通常３つ葉の形をしています。
この写真のように丸いペグは
ボートを漕ぐパドルにその形が似ているために
パドルペグって言われてます。

1966年～1970年くらいのフェンダーのいくつかのベースに
このパドルペグが搭載されています。
僕のコロナドとムスタングはこのパドルペグなんですが、
パドルペグといえば
やっぱりジャズベースなんです。

この頃のジャズベはだいたい60万円以上しますからね。
なかなか手が出ないっす。
（実はジャズベ１本も持ってない。。）

でもね、
パドルペグだけ楽しむのであれは
僕のようにコロナドやムスタングなど
比較的安価なfenderヴィンテージにも付いてますからね。

最近ではどこかのメーカーからパドルペグを作って売っているみたいなんですけどね、
そういうのはよろしくない。
40年以上昔に作られたものだけが
パドルペグと呼んでよしです。

もひとつカワイイのがありまして
ハート形のペグなんですけど



これは一時期のフェンダーのミュージックマスターベースにしか付いていないです。
外国ではその形からチューリップとも呼ばれているようで
いずれにせよカワイイのであります。

ペグを見ながらお酒を呑める人は
今度一杯やりましょう。

晩秋

七輪を買いました。
小さいやつです。

作業後の深夜に
これで酒を燗して、
スルメを炙って、
独りでチビチビやったりしたら
オッサンくさくてイイなと思ってます。

今年も 年末チェッカーズ！

今年も年末に
年末チェッカーズがやってきます。

写真は
僕が観に行ったチェッカーズのラストツアーの半券でございます。
今でも大事に持っています。

この日から21年、
本物のチェッカーズのリーダー武内享さんと
チェッカーズの曲を一緒に演奏できるなんて
なんたる幸せ。

気持ちはチェッカーズファンのみなさんと一緒。
今は観ることができないチェッカーズを
それぞれの想いをのせて
おもいっきりの愛情を込めて
みんなで楽しみたいのです。

12月29日には
下北沢CLUB QUEでカバーナイトに出演。
翌日30日には
高円寺HIGHにてワンマンライブ！

「年末」という冠に恥じない年末の２デイズ。
チェッカーズのファンのみなさん
「また一緒に遊ぼうぜ！」といつも言ってたフミヤさんの言葉を思い出して
年末チェッカーズと一緒に遊びましょう！

ライブの詳細やチケットの予約ははコチラ
年末チェッカーズBLOG
http://nenche.exblog.jp/


年末チェッカーズ are:

ヴォーカル : AKIRA(HARISS,SIDE-ONE)
ヴォーカル： 浜辺　シゲキ
ヴォーカル： 野口　忠孝（PRINCE ALBERT)
ドラム： KAZZ（勝手にしやがれ,THE BLUE DONUTS）
ベース： 平田　博信（Swinging popsicle)
サックス：　 佐田　智（Sun JAM）
キーボード： 荒井　伝太

特別顧問：　 武内　享