あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ありがたき大仏様の御口元   あきオジ

2011-11-30 20:13:29 | 日記
鎌倉の海岸です。

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このブログ写真だけでも楽しめることに気づきました。
写真と俳句がコラボレーションしていればそれなりに面白いのでしょうが
そうもいきません。
こんなものでいいのでしょう。

素人は素人を武器にして進むしかありません。

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落葉踏んで豆腐やさんが来たので豆腐を  山頭火

秋風の水音の石をみがく  山頭火

鎌倉はよい松の木の月が出た  山頭火

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石段を登るも修行建長寺  あきオジ

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江ノ電が海を避けつつ冬をゆき  あきオジ

2011-11-30 19:06:31 | 日記
江ノ電です。
けっこう楽しませてもらっています。

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夜の更新は12月からは不定期にします。
朝は頑張れますが、夜はだんだん忙しくなって頑張れなくなっているのです。

夕方からは。「剣客商売」と「座頭市物語」の二つのシリーズのどちらかを見ています。
それと、お絵かきを始めました。
落語を毎日一席聞いています。

音楽も楽しみにしているとなると
俳句の夕方の更新を手抜きしようと思ったのです。

そんなことですが、気まぐれです。
どうなるかは自分でも想像できません。

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誰のため低きまくらぞ春の暮  蕪村

落葉して遠く成けり臼の音 蕪村

(俳句の中で音を感じるのは蕪村ですね。)

欠欠けて月もなくなる夜寒哉  蕪村

(夜寒という言葉が冬の雰囲気たっぷりでいいですね。)

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古書店で時間潰す忘年会  あきオジ

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まあまあと暮れ挨拶ありがたき  あきオジ

2011-11-30 05:52:25 | 日記
藤沢駅の江ノ電です。
道楽は江ノ電に乗ること
そして季節を組み合わせた写真を撮ることです。
一つ一つ広げることは楽しいですね。
素人なりの工夫です。

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衣更同心衆の十手かな  夏目漱石

雨ともならず唯凩の吹き募る  夏目漱石

見るからに涼しき島に住むからに  夏目漱石

(「漱石俳句集」から拾っているのですが、特に基準があってアップしているわけではなく、眼に着いたものをアップしているのです。「そのうち・・」なのです。まあ、難しく考えていません。)

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雨降りや傘をささぬ若き人  あきオジ

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今風の顔する冬の地蔵尊  あきオジ

2011-11-30 05:40:18 | 日記
鎌倉長谷寺の石仏です。

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初雪やいつ大仏の柱立  芭蕉

初しぐれ猿も小蓑を欲しげなる  芭蕉

(名句なのでしょうが、一読してなるほど。だけど白々しい技巧にすぎない。そんなことを思ったりする句です。難しく考えなり、ひねったりしないことですね。)

折々に伊吹を見ては冬籠り  芭蕉

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嬉しさも中途半端な半ぐもり  あきオジ

山茶花を飾りし床の花瓶かな  あきオジ

(いつまでも粗製乱造です。でも、気にしていません。それでいいのです。振り返ったり、推敲しません。いじりまわしてもいいことありませんから。)

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鎌倉でけんちん汁を懐かしむ  あきオジ

2011-11-30 05:30:46 | 日記
建長寺です。
寺には長い時間の積み重ねがありますね。

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花いばら故郷の路に似たる哉  蕪村

芭蕉去てそののつまでも年くれず 蕪村

花に暮て我家遠き野道かな  蕪村

(蕪村はいいですね。雰囲気がゆったりしていて好きです。芭蕉は芭蕉なり、蕪村は蕪村なりの雰囲気がありますね。そんなことを最近感じるようになりました。)

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山茶花が飛び込む土塀古きまま  あきオジ

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風が吹くそれだけしかない御嶽山  あきオジ

2011-11-29 18:45:16 | 日記
江ノ電の駅から見える景色です。
鎌倉の家はどの家も来客を拒絶するかのような雰囲気があります。
隣どおしでも交流がないような景色です。

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落ちつけばここも蘆山のよるの雨  良寛

平生の身持にほしや風呂上り  良寛

(良寛を評価する人が多いのですが、どこか違うような気もします。でも、実像も虚像も良寛さんなのですね。)

幾重ある菩提の花を数へみよ  良寛

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潮さいの浜辺で拾いし箸一つ  あきオジ

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水槽に溺れてみたいとひとり言  あきオジ

2011-11-29 18:33:57 | 日記
江ノ島の水族館の恋人同士
なぜか景色になじみますね。
それにしても閉じ込められた魚は窮屈なのでしょうね。

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石仏の冷たい顔で休む  放哉

こんなよい月を一人で見て寝る  放哉

よい風一つ海にとられた  放哉

(ちょっとだけ放哉の見た景色が浮かぶようになりました。似て非なるものだということだけ分かりました。)

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雨の中小走りわたる広小路  あきオジ

凍えそうそれでも雨降る無人駅  あきオジ

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雨降りしよしずの中の魚売り  あきオジ

2011-11-29 18:25:26 | 日記
江ノ電です。
生活の臭いがする写真を撮りたいですね。
少しずつその気になると面白いのですが
その気になるより、怠け気分の方が早く進行していまいますね。

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涸れきつた川を渡る  山頭火

すべつてころんで山がひつそり  山頭火

ここに白髪を剃り落として去る  山頭火

(あまりに短すぎて、背景が見えなかったり、意味合いが分からない。それが山頭火なのでしょうかね。)

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衆雨きて傘重なりぶつかる渋谷駅  あきオジ

猥雑な文字も朽ちたる冬の街  あきオジ

どうしても食べてしまうふかし芋  あきオジ

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最近はなぜか落語を聴いています。

日差し受け居眠りもある読書かな  あきオジ

2011-11-29 05:40:35 | 日記
江ノ島水族館です。
ここにも生物がいるのですね。

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もう淡々と、自分の身の丈に合ったことだけ楽しむことにします。

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工場休みの澄みきった日の笑ひ声がする  碧梧桐

(これだけで昭和の時代を感じるのですから、この微妙な感じが俳句なのですね。)

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雨降りで御出掛中止の午後になり  あきオジ

もう少し生きてみようか赤い菊  あきオジ

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