あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

入道雲うまれた思いもないままに  あきオジ

2012-07-31 18:16:14 | 日記
猛烈な暑さでしたね。
それでいいのか
そうではいけないような。

全ては自分の都合が判断基準でしたね。

四国で暮らしていたとき
貯水池の水がそこをつきそうなとき
祈願しました。

大雨になると
祈願したことを忘れていました。

・・・・・・

私は「正義」を語る人の話の裏側を考えてしまいます。
「国民のために」などと言い始める人を笑います。実は全然別の計算をしているからです。
「真実はこうだ」と語る人は疑ってかかります。新聞社の記事のかなりは商品販売なのですね。
「神は」と言い始める人は残酷なことをする人だと思っています。
言い訳から始める人は臆病を装っている人だと疑います。

言うことが頼りない人の方が信頼できるような気がするのです。
それが老人のしたたかさなのでしょうかね。

・・・・・・

自分が嫌いな花は周囲のお仲間も嫌いだと信じ込んでしまう人がいます。
きっと愚痴を言ったり、噂話をする人のメカニズムも同じなのでしょうね。

ご苦労様です。

それでいいのか分かりませんが。
まあ、いいか。

・・・・・

嘆くほど世のできごとは重くなし  あきオジ

蓮の花レンコンになる不思議あり  あきオジ

瓢箪を自慢していた父はなく  あきオジ


・・・・・・






轟音が一人ものを覆う夏  あきオジ

2012-07-31 05:45:33 | 日記
聖橋で写真を撮ると急にすることが見つからなくなってしまいます。
そんなものかもしれません。

高校野球とかオリンピックとか忙しいですね。
このような目先のことに追われる。
それでいいのかもしれません。

殺すな
盗むな
姦淫するな
嘘つくな

結局はこれだけにこだわれば後はなんでもあり
そう覚悟することなのですね。

あらゆる余計なことに縛られる。
それはそれを求める人の話ですね。

・・・・・・・

向日葵と背比べしての一騒ぎ  あきオジ

自転車で出かける今日は半ズボン  あきオジ

馬鹿らしい過ごし方も夏休み  あきオジ

・・・・・

月を笠に着て遊ばばや旅の空  菊舎

(「菊舎」女流俳人としては飛びぬけていますね。)

山門を出れば日本ぞ茶摘うた  菊舎

・・・・・

柔道の判定がビデオの記録で覆った。
そんな珍事が起こりました。

単純明快な勝負を捨てた結果ですね。
柔道とレスリングはその定型的な種目ですね。
こうなったら、つまらない競技ですね。
採点競技などオリンピックでは廃止した方がいいですね。
同好者だけで楽しめばいい。
そんな感想もあります。

体操競技、シンクロナイズスイミングもそうですね。
点数制にしたところで業界内部のこだわりにすぎません。
競技として進化させたつもりだったのでしょうが
つまらない種目にしてしまいましたね。

熱心に取り組んでいる人には
それなりの説明があるのでしょうから
失礼なもの言いではいけませんが

単純明快
見ていてわかる種目だけにして欲しいですね。

・・・・・

なぜか、元気なもの言いになってしまいました。
口だけ老人の兆候が出てしましたね。

とんちんかんなことだけ言っているのが似合っていますね。



向日葵があること気づく暑さ哉  あきオジ

2012-07-31 05:28:20 | 日記
浅草の人力車です。
中国語や韓国語で案内する若者もあり
繁盛しているようです。

・・・・・

一人遊び覚え始める夏になり  あきオジ

ともかくも羊肉の鍋にする  あきオジ

カレーならなんでもありでありがたく  あきオジ

負けてなおそれでいいのさ蝉がなく  あきオジ

・・・・・

淋しい寝る本がない  放哉

風にふかれ信心申して居る  放哉

・・・・・

好きなことをすればそれでいいのでしょうね。
その好きなことが見つからない。

・・・・・・

最近
あれこれのサイトをめぐって
投稿する人が増えているとか

趣味とか時事的な問題にまで広がっていますね。

自分の明確な立場を明らかにしないで
他人の主張にあれこれものを言う
それでいいような
不愉快なことであるような気もしますし。

それにしても過激な表現と一方的な論理に唖然としますし
バランスが悪いですね。

・・・・・・

はやり、ぼんやり、しみじみがいい。
それでいい。

・・・・・







カレー食うその気にさせる暑さかな  あきオジ

2012-07-30 14:23:10 | 日記
ちょっと暑すぎますね。
そんなことで、一日家の中でごろごろしていました。
最近はテレビより音楽ですね。

オリンピックの映像を見ているだけで暑苦しいですね。
「勝つ」ことに夢中で
どこか違う気がします。

・・・・・・

オリンピックで勝つ
今の時代は就職活動の一環だし
勝つことは商品なのですね。
以前、「アマチュア精神」などときれいごとを並べていましたが
今はプロですね。
どこの高校野球のチームも県外の選手ばかりですね。
学費免除などで
すっかり商品化されている。
だとすれば、もっと露骨に商品化すればいいのですがね
それでは身も蓋もない?
そうはそうでしょうか
主催する新聞社の商品なのですからね。

応援している人もアマチュア精神などあれこれ言わないでしょう。
言うようなチームは2回戦で消えてますね。

見て見ないふりをする。
それが日本人の背骨ですからね。

・・・・・・

被害者はいつも可哀そうを演じなければならないし
正義の味方はどんなことをしても許される。

それが現実なのですね。
愚かな「正義の味方が溢れている」現象をどのように見たらいいのでしょうかね。

・・・・・・・

愚かなる正義が飛び交う夏の陣  あきオジ

猛暑では手さばきさえも手をぬいて  あきオジ

・・・・・・・




聖堂の繁みに立ちし孔子像  あきオジ

2012-07-30 05:33:14 | 日記
湯島聖堂の坂道です。

・・・・・

先日まで孔子の生涯をえがいたドラマが放映されていました。
時代考証がどうなったのでしょうかね。
紙が発明されていない時代なのに
武器は精巧なものができており
織物も技術水準が高いように見えましたが
木簡なのですね。

・・・・・・

結局は武官としても
教養人としも任用が叶わなかった人だったようですね。
ダ・ビンチも同じような生涯でした。

そのような教養人の書いたものが今の時代に生きている。
でも、それは形式が残っているだけなのかもしれません。
二千年生き伸びた書物でも、いつかは現実を生きる所ではなく

「こんな生き方もあった」という歴史書ていどでおさまるのかもしれません
マルクスの「資本論」のようなものです。

・・・・・・

何もない何もいらない海に立つ  あきオジ

書き残すこと見当たらず窓をあけ  あきオジ

気負いなくひたすら食いし西瓜かな  あきオジ

・・・・・・


讃岐富士猛暑やくみのうどん食う  あきオジ

2012-07-30 05:20:15 | 日記
浅草のうどんを食べましたが
上品で値が張り

根性が感じられません。

やはり讃岐うどんです。
善通寺、丸亀辺りのそれなりの店がいいですね。
店がたくさんありますが
それなりのものを出さないと競争に負けてしまいますからね。

「石川うどん」がお気に入りでした。
親子でやってましたが、どうなったでしょうかね。

・・・・・・・

「しょうゆ」といううどんがありました。
最初に大根おろし器と大根が出てきます。
客は自分で大根をすり下ろすのです。
次に「すうどん」が出てきます。
それに大根をかけて、醤油をかけて食べるのです。
店によってはレモンの一かけら
あるは葱がのっていますこともありますが
醤油(関東で市販されている濃厚な味とは違います。)をかけて食べるのですから
うどんそのものが勝負です。

でも、うどんは「讃岐に限る」ですね。
四国で暮らした日々
うどんの思い出が多いですね。

・・・・・・

うどん食うそれが真ん中四国旅  あじオジ

五重の塔眺めて食いしうどんかな  あきオジ

うどん食い遍路続けるそれもいい  あきオジ

・・・・・・

どうしてもそれもきえさるものがたり  あきオジ

2012-07-29 06:25:01 | 日記
昭和記念公園です。

・・・・・・

写真の撮り方もテーマも変化がないし
俳句も「いかにも」に流れてしまうような状態が続いています。

素人は素人らしく
そして、縛られない。
そう思っているのですが
そうなってしまう。

まあ、いいか

・・・・・・

知りたがる知られたくないも交錯し  あきオジ

間が悪い話はさける里帰り  あきオジ

モロコシで話をつなぐ老夫婦  あきオジ

葬式の段取り語る囲炉裏ばた  あきオジ

・・・・・・

五輪にも興味がなくて、高校野球も代表が決まると
意外とどうしえいいか分からなくなりますね。

絵を描く熱意もないし
文章を書く能力もない

ただただ、惰性で暮らしています。

年寄りとはそんなものです。

・・・・・・


当たり前それも消えて夏の風  あきオジ

2012-07-29 06:01:34 | 日記
昭和記念公園です。
今はコスモスの移植作業が行われています。

・・・・・・

親の顔みたくなりし夏休み   あきオジ

汗ふいてうどん踏みし親子あり   あきオジ

きれいごと言いし爪の長さかな  あきオジ

・・・・・・

「新日本風土記」という番組を見ます。
先日は「うどん」でした。過去に取材したものを再構成している
節約番組なのですが、それでも面白いです。
香川県で暮らしていたことがあるので
うどんが生活にどのように入り込んでいるかよく分かります。

夜勤明けに、うどんやに立ち寄り、食べてから帰るとか
料金は自己申告制であったり
うどんやではおでんとおいなりさんを必ずおいてある不思議とか
やくみの大根やネギは自分で準備するなど

そんな不思議がいっぱいあり
楽しかったことを思い出します。

・・・・・・

舟消えて瀬戸内海に陽が沈み  あきオジ

・・・・・・

あるいてるそのまますすむそんなこと  あきオジ

りゆうなどありはしないいらないよ  あきオジ

あれこれとものいうひとをしんじるな  あきオジ

・・・・・・



  






きれいごと必需品となる孤児があり  あきオジ

2012-07-29 05:38:21 | 日記
子どもさえ武器持つかなたの砂埃  あきオジ

豊かさが残酷にする夏猛暑なり あきオジ

熱中症冷房入れる予防策  あきオジ

(節電に協力をと騒いでいるのですが熱中症が多発すると、冷房を入れるように勧める。)

・・・・・・

やがて死ぬけしきは見えず蝉の声  芭蕉

・・・・・・

近くのゲームセンターの入り口で
ごねている子に向かい
「そんなことしちゃだめ」
「そんなことをしたらぶつよ」
「どうして言うことをきかないの。おかあさん分からない。」
「そんなことする子はうちの子じゃない」

みごとに、「・・・・らしい」ことをやっている母親がいました。
本人は、自分がしていることに気づかないのか
そのような文化の中で育ったのか分かりませんが

あってもおかしくない母親がそこにいましたね。
きっと、似たような父親なのでしょうかね。

世の中
私を含めて後で気づかされたら
わかる「当たり前」が
その中に入っていると当たり前になっていないのですね。

自分が入り込んでいるところが「当たり前」のよりどころなのですね。

・・・・・・

暮れなずむ街からきえし煙かな  あきオジ

禅堂で鐘の音が聞こえるか  あきオジ

常識が壊れた人が戻りゆき  あきオジ

・・・・・・

過ちの糾弾さえも風物詩  あきオジ

(正義のために過ちを犯す人を糾弾する人の残酷さを放置している常識も怖いですね。「いじめ」に関わるマスコミまで、全体が歪んでいる。それが人の世なのでしょうかね。きっと10年後には報道のありかたを「反省しているポーズ」を準備するのでしょうね。それにしても、正義の講義をしたり投稿をした人は、次々事件を見付けては、投稿を続けるのでしょうかね。老人社会だからでしょうかね。新聞の投書コーナーの常連さんは70歳以上ですね。)