あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

土手道で冬の日差しが背中押す  あきオジ

2011-11-25 18:50:58 | 日記
もう冬の服装ですね。

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月かげのまんなかをもどる  山頭火

うつむいて石ころばかり  山頭火

お寺の竹の子が竹になった  山頭火

(きっと、山頭火が傍にきたら、きたないじいさんだ。そんな言い方で避けるのでしょうね。人はそんなものですね。)

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寒さなどうつらぬ写真は冬のまま  あきオジ

鰯雲高峰秀子の時代すぎ  あきオジ

2011-11-25 05:52:17 | 日記
みなとみらいです。

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秋の雲ただむらむらと別れかな  夏目漱石

うかうかと我門過る月夜かな  夏目漱石

永き日を順礼渡る瀬田の橋  夏目漱石

(夏目漱石の教養人らしい雰囲気とバランス感覚のいい俳句は読んでいて、少しずつ俳句では表現しきれないものが出て来ているのではないかと思いましたね。夏目漱石も溢れる表現力の人だったのですね。)

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赤い実やどうにか冬を越せそうな  あきオジ


ああこれだ ひかりながれる大草原  あきオジ 

2011-11-25 05:41:14 | 日記
みなとみらいです。

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考え事して橋渡りきる  放哉

わがからだ焚火にうらおもてあぶる  放哉

(放哉、山頭火の魅力は、純化してあれこれの要素を混ぜ込まないことだと思います。芭蕉でさえ、多くの句は幾つも要素を背景にしているのです。そして、句の構造を複雑にしているので、かなりの句は私には手に負えません。ですから、何となく敬遠しているのですね。この「なんとなく」が重要なのですね。そんな気がします。)

めしたべにおりるわが足音  放哉  

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柿一つのこし今年店じまい  あきオジ

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すすきさえ光りあびる冬の午後  あきオジ

2011-11-25 05:34:58 | 日記
みなとみらいです。

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分け入つても分け入つても青い山  山頭火

涸れきつた川を渡る  山頭火

すすきのはかりさえぎるものなし  山頭火

(自然をそのまま切り取る古典的な手法も山頭火にかかるとちょっと雰囲気が違いますね。素人なりの感想を持てるようになりました。)

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誰もかれも夕焼けのなか歩きたり  あきオジ

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