あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

僧きえて柘榴残こり寺の雨  あきオジ

2011-11-22 05:31:20 | 日記
塩山恵林寺です。
来年も訪ねることができるのでしょうか。
でも、それはそれですね。

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おもしろやことしのはるも旅の空  芭蕉

さればこそあれたきままの霜の宿  芭蕉

寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき  芭蕉

(どうでもいい話ですが、芭蕉の句は、一句ごと読むのがいいですね。そんな気がします。山頭火は重ねて読むと、なるほどと思うことがありますが、一句だけでは意味不明な事もあるのです。)

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禅寺の丸窓みせる紅葉かな  あきオジ

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柿一つ遠くなりし駅舎かな  あきオジ

2011-11-22 05:19:35 | 日記
ころ柿です。

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塩山のころ柿、今年も楽しませていただきました。

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旅はいつしか秋めく山の霧のかかるさへ  山頭火

すわれば風がある秋の雑草  山頭火

ここで寝ることにする草の実のこぼれる  山頭火

(なんだかんだと言いながら、一番多く取りあげた句や俳人が、「お気に入り」ということになるのでしょうか。そうなると山頭火でしょうか。でも、年と共に変わっていきますね。でも、山頭火の「しみじみ」は何ともいえぬ雰囲気があり、好きです。

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ころ柿をほおばる笑いここかしこ  あきオジ

2011-11-22 05:07:55 | 日記
塩山のころ柿農家です。

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永き日や欠伸うつして別れ行く  夏目漱石

窓低し菜の花明り夕曇り  夏目漱石

一つすうと座敷を抜る蛍かな  夏目漱石

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皮を剥く老婆なけれど富士晴れる  あきオジ

墓参りする人なき里の柿みのる  あきオジ

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