あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

淋しさがまた深くなる寺の鐘  あきオジ

2011-11-16 05:35:57 | 日記
花は元気ですね。
それにしても花を見て元気出す。
そんな人は単純な構造なのですかね。

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夜は夜の心となりて人を恋う  時実新子

さびしいと言えぬ寂しさ爪を剪る  時実新子

どちらを向いても味方にあらず壁  時実新子

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かつて「箴言集」を読んだことがありますが
最近は、読むより自分の「箴言集」を作ることの方が断然面白いことに気づきました。

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なるように流れる冬に身を任せ  あきオジ

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物足りぬ夜もまたよし秋の寺  あきオジ

2011-11-16 05:24:49 | 日記
昭和記念公園です。
ちょっと写真で遊びました。

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夜神楽や焚火の中へちる紅葉  一茶

(素人があれこれ言うことではありませんが、一茶の「ふつうは扱わない素材」を意図的な「世俗的な言葉で」表現するのは当時の流行だったのでしょうかね。ですから、まっとうなスタイルで表現されると面喰うこともあります。これも、素人が勝手に作り上げたイメージにあてはめているからなのでしょうね。)

とるとしや火鉢なでても遊ばるる  一茶

冬の夜を眞丸に寝る小隅哉  一茶

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今日は一茶のいい句を見つけてご機嫌です。一茶53歳のときの句です。当時としては晩年です。当時の思いの深さが感じられますね。日によって受け止め方が違うのですから、長いおつきあいをするのが、俳句の世界ですかね。

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もういちど探してねるかするめイカ  あきオジ

歯がしみる秋の夕暮れあるくだけ  あきオジ

2011-11-16 05:18:19 | 日記
昭和記念公園です。
忙しいと心が淋しくなりますね。

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雨の日は御灯ともし一人居る  放哉

(無理やり放哉を一人ぼっちのへそ曲がりにしてイメージすることもないのですが、そうなってしまいます。でも、この句はしみじみがあっていいですね。)

鐘ついて去る鐘の余韻の中  放哉

たつた一人になり切つて夕空  放哉

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人がいっせいに帰るべきところに帰ってしまい。自分だけが取り残されて帰るところがない。
そんな状況が人を淋しくさせるのでしょうかね。

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