あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

土蔵には思い出さえも見当たらず  あきオジ

2011-11-14 20:25:46 | 日記
昭和記念公園です。

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山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたもよろし
ゆうべもよろし

  山頭火

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日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ  山頭火

わが旅のさびしさはゆがんださかづき  山頭火

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もう一度声を聴きたい秋の暮れ  あきオジ

生臭い坊主が育てた菊の花  あきオジ

2011-11-14 20:17:21 | 日記
神代植物公園の菊花展です。

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秋風や棚に上げたる古かばん  夏目漱石

明月や無筆なれども酒は呑む  夏目漱石

明月や拙者も無事でこの通り  夏目漱石

(このような句を残しているところが夏目漱石の洒落ですね。そこが面白いですね。)

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洒落言葉探す秋は更けてゆき  あきオジ

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二つでは消えない不安鍵時代   あきオジ

2011-11-14 20:09:38 | 日記
昭和記念公園です。

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ひぐらしは坊さんの生まれかわり  風天

やや寒く田端の駅の操車場  風天

外套の肩のこりや上野駅  風天

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この余韻がいいですね。
渥美清には、寅さんの楽天性はなかったかもしれませんね。
周囲が考えるほど気楽には生きられなかったのでしょうね。

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うどんやの行列長し日曜日  あきオジ

わけもなく枯葉残る気がかりな  あきオジ

2011-11-14 05:42:35 | 日記
冬の気分が漂いますね。
神代植物公園です。

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芭蕉等の句を楽しみ
西行等の和歌を読み
ちょっと自分もかじってみる。
そんな老後になりそうです。
それでいいかもしれません。

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落ちつけばここも蘆山のよるの雨  良寛

倒るれば倒るるままの庭の草  良寛

湯もらへに下駄音高き冬の月  良寛

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欲張らず蕎麦食う夜のありがたさ  あきオジ

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暢気もの里の煙で秋を知る  あきオジ 

2011-11-14 05:21:42 | 日記
だんだん寒くなってきましたね。

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かくさぬぞ宿は葉汁に唐がらし  芭蕉

こがらしや頬腫痛む人の顔  芭蕉

飯あふぐかかる馳走や夕涼  芭蕉

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芭蕉の句を読むと、日本の原風景を観ているような錯覚に陥りますね。
それでいいのでしょうかね。

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老夫婦ししゃもを食うのも贅沢な  あきオジ