クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

PC版テンプレート画像は
朽木屑を運ぶオレゴンルリクワガタ♂

高山系クワガタムシ7種

2022-08-12 16:28:36 | ブナ帯のクワガタムシ全般

8月11日、Tさんとブナ帯を探索し

昼夜合わせて7種のクワガタムシを見ることができました。

また、チャイロスズメバチの昼夜観察も行いました。

チャイロスズメバチについては前記事

「標高1076mでチャイロスズメバチ飛来」に追記しました。

 

 

昼間の探索

日時:2022年8月11日 15:00〜18:50

天候:晴れ時々曇り 気温:25度前後

標高:約950〜1200m

↕ 巨大なブナの立ち枯れ根元でオニクワガタのオス発見

↓ 楓に着くミヤマクワガタのペア

↓ 樹液場に飛来したミヤマクワガタのオス(中央右下)

↓ 戦い敗れて落下

↓ ヤナギにてアカアシクワガタ

↓ 高山特有の小型スジクワガタ(オス・メス)

↓ 高山ではコクワガタの活動個体を見つけることは意外と難しい

↓ 標高約1076mにもノコギリクワガタ

↓ チャイロスズメバチ 標高約1076m

↓ 昼間の探索結果 リリース前の記念写真

 

ライトトラップ

日時:2022年8月11日 19:00〜22:00

天候:曇り時々晴れ 気温:20度前後 月と星あり

標高:約1076m

 

↓ だいぶ丸いが、今峰ライトで立ち向かう!

↓ 19:45 最初の飛来はミヤマのメス

↓ アカアシのオス

19:50 オニクワガタのオス飛来! これが一番うれしい!

↕ 同一個体

↓ 今年出会った複数の虫屋さんの成果と比較して、今峰製は強いと感じる

↓ コードに負けないくらい赤い!

↓ 服にも着地 ミヤマのメス

↓ ミヤマのメス

↓ ノコギリクワガタのメス

↓ ヒメオオと間違えそうなコクワガタ

↓ カレハガ

↓ 撤収はブロアーで

 

3時間ほどの灯火でミヤマクワガタ・オニクワガタ・ノコギリクワガタ

コクワガタ・アカアシクワガタの計5種が飛来しました。

この山でもオニクワガタの発生は始まっているようです。

 

↓ リリース前の集合写真

 

夜の樹液場

当夜は、ライトの光に干渉される位置に樹液の出る木が複数あり

昼間の探索でミヤマクワガタ・スジクワガタ・コクワガタ

ノコギリクワガタを確認していました。

それらが夜の光にどう反応するか試すため、そのまま触らず灯火を行いました。

 

 

22時頃に灯火を終了して、樹液場に行ってみるとミヤマクワガタが3ペアいました。

この3ペアは、昼間の様子と変わりありません。

しかしながら、他にも複数いたミヤマクワガタ(オス)や

ノコギリクワガタ(オス)の姿はなく、木に衝撃を与えても何も落下してきませんでした。

以前、雑木林でも同じようなことをしたのですが、今回も似たような結果になりました。

メスと餌場を確保したオスはにわかに移動する必要がなく

一方、あぶれたオスは光源等に向かって飛び立ったのかもしれません。

 

↓ ライトに反応しなかった夜のミヤマクワガタ

↓ ライトに来なかったミヤマクワガタ3ペア(後リリース)

↓ ノコギリクワガタは、いつの間にか姿を消した

↓ スジクワガタはあまり光に集まらない

 

当夜は、下山時にもところどころで樹木に着くミヤマクワガタを見ました。

そして、大きなブナの根元ではヒメオオクワガタのメスがいたりして

この季節、このブナ帯で見ることのできるクワガタムシ全8種のうち

7種を見ることができ、とても刺激の強い一日となりました(もう1種はマダラクワガタ)

Tさんお疲れ様でした。

↓ 22:48 ブナの根元でヒメオオクワガタのメス発見!



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