クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

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朽木屑を運ぶオレゴンルリクワガタ♂

高山性のクワガタムシ・10

2019-08-12 23:42:23 | ブナ帯のクワガタムシ全般

昨日、大阪のTさんと県北部に

高山性クワガタムシを探しに行ってきました。

夜は今年初のライトトラップも行いました。

 

日時:2019年8月11日 14:00~22:45

天候:晴  気温:麓で35度 時折弱風

標高:約650~1050m

↓ 標高650m付近 洞にコクワガタ

 

遅めの食事を中腹で済ませ

ヒメオオクワガタのポイントに向かいました。

そこは急な斜面で、左に滑るとセーフ。

右に滑ると戻っては来れません。

「滑ったらあかんで!」

自分にも言い聞かせながら急斜を下ります。

目的のバッコウ柳は2本

枝には山ブドウが生い茂り

何が何だかよくわかりません。

とりあえず一人が下部に廻り、一人が木に衝撃を与える

いつものチームプレーですが

残念ながらヒメオオクワガタはいませんでした。

 

↓ 腐食が進みすぎた発生木 

↑ 数年にわたり近親繁殖が行われていたと思われる

 

気を取り直しさらに標高を上げていきます。

 

↓ アカアシクワガタ発見

ここからはアカアシクワガタのオンパレードです。

↓ 本気で挟むとなかなか離さない

↓ Tさん挟まれる。 コクワガタの2倍痛いらしい。

↓ これで当日最大 まだまだ小さい!

↓ ヤブデマリでミヤマクワガタペア発見!

↓ 久しぶりのエゾタイプ 

↕ やや大きめ

↓ 一緒にいたメスは小さい

 

昨日の探索ではヒメオオクワガタの発見はありませんでしたが

久しぶりにエゾタイプのミヤマを採集できたのでラッキーでした。

当山で発見できるミヤマクワガタ♂は

時々エゾタイプが混ざります。

 

 

ミヤマクワガタ♂の大アゴ出現型は

温度が関係しているといわれることもありますが

標高300mにも満たない比較的温暖な猪名川変電所付近で

立派なエゾタイプを採集したり

北部の標高1000m付近同所で

基本型・エゾの2タイプを採集したこともありますので

歯型は、遺伝によるものではないかと考えています。

 

ライトトラップ

当夜は月が大きく、明るい空でした。

気温は、半袖でも寒く感じない温度です。

最初に設営した1000m付近は

ロケは良いのですが風が強く

30分ほどで撤収しました。

暗闇の中、標高を850m付近まで下げ

今度は谷間を照らしました。

 

早々の飛来はミヤマクワガタのメスでした。

次にコクワガタのメス。

更にミヤマのメス。

 

 

その後クワガタの飛来が止まったので

ライトのスイッチを切りました。

 

↓ フェロモンによるカメムシの集合

↓ 触るな危険 毒あり

↓ 人面柄のゴマフボクトウ

↓ よくできた形、カマキリモドキ

 

以上 昨日の高山探索でした。

捕獲したクワガタはエゾタイプのミヤマクワガタと1メスを除き

全てリリースしました。

Tさん、お疲れ様でした。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あら)
2019-08-14 00:21:31
こんばんは。
30度をこえる気温の中、高山性のクワガタは生息しているんですね。アカアシは確かに痛そうですね。
台風も増えてきてますし、こよみさんもお気を付け下さい。
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Unknown (こよみ)
2019-08-14 21:01:20
こんばんは。

あらさん、ありがとうございます。
台風は明日近づくようですが、すでに風は強くなっています。

アカアシは挟む力がけっこいう強いそうで、あの内歯はなかなかのものらしいです。

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