チャイロスズメバチに刺されました!
9月1日のこと、ブナ帯でライトトラップ中、服に付いた虫を払っていたら
チャイロスズメバチが付いていたらしく、右手小指の下付近をチクリと刺されました。
↓ ブナ帯の晩夏には女王らしき大きな個体が現る
このブナ帯では、キイロスズメバチやコガタスズメバチ、オオスズメバチなどを見かけますが
それらがライトに飛来してくることは稀です。
ところがチャイロスズメバチは近くにいたら高確率でライトに飛来します。
症状
服にたくさん付いた虫を払っていると、「痛っ!」思わず声が出ました。
暗がりのなか、右手に目を凝らすと
小指の下の方にチャイロスズメバチが付いており、目が合いました。
あわてて振り払うも時遅し、修正できる段階にありません。
「わぁ刺された、どうしよ?」
↓ この辺りを刺された(帰宅後に撮影)
毒を吸いだそうと手際悪くリュックから「ポイズンリムーバー」を取り出し
患部を探しましたが、皮膚の丈夫なところで刺された痕がよくわからず
とりあえず痛いと感じるあたりを何度も吸引しました。
この時、的確に毒を吸い出せたかどうかは今でもわかりません。
↓ ポイズンリムーバーは安価でコンパクト、常備していて損はない
そうこうしているうちにも、手はしびれを伴うような痛さを感じ
腫れ始めたせいか、患部周辺は少し突っ張ったような感じになりました。
ただ、刺された場所が鈍感で毒の周りが悪いのか、毒量が少なかったのか?
それともポイズンリムーバーでいくらか毒を吸い出せたのか?
当初想定したほどの激痛がやってくることはなく
痛いながらもライトトラップは続けられる状態でした。
あえて痛さを例えるなら「小学5・6年生なら多分泣かない」多分。
これまで刺されたスズメバチ種(キイロスズメ・オオスズメ)の中では
痛さも腫れも一番弱く、むしろセグロアシナガバチに刺されたときのほうが痛く、よく腫れた記憶があります。
また、腫れて熱を持った幹部にペットボトルをあてて冷やしてみたのですが
これは失敗で、地味に痛さが増しました。
そして、刺されてから3時間ほど経過すると、患部から少し離れた場所がかゆく感じはじめ
翌日の昼頃には痛みはほぼなくなり、腫れた部分のかゆみが強くなっていました。
↓ 刺されて約3時間後、甲の部分が腫れている(帰宅時)
↓ 65時間ほど経過、まだ少し腫れており、熱があり、かゆい
刺されて4日目の朝には腫れは引いていましたが、少しのかゆみが残っている状態でした。
そして、5日目の昼にはかゆみもなくなり、完治を実感しました。
↓ 刺されて5日目 症状はなし、軽症でよかった
実は、以前からチャイロスズメバチにいつかは刺されると思っていて
少しの覚悟がありました。
その時のために「ポイズンリムーバー」をリュックに入れていたわけですが
まさか刺されてからチャイロスズメバチの存在に気づくとは・・・
少しの覚悟が台無しです、油断していました。
これから秋にかけてスズメバチ類の個体数は最大になります。
自分が刺されておいていうのもなんですが
スズメバチを見たら、刺激を与えず退散するのが一番幸せです。
余談ではありますが
直近で、平坂寛さんがオオスズメバチに刺される動画を見ました。
「オオスズメバチに刺されてみた」
タイトルを見ただけでドキドキして、凄すぎてビビりました!