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お爺ちゃんの匂いが消えてゆく・・・・

2017-10-20 08:11:01 | 日記・エッセイ・コラム

利き手(左)の先端の人差し指の裂傷・・・・快方に向かっている 近くのお医者で治療を受けたお陰である                                                       昨日も今日も一日中雨 Monsieurは過去の経験によって雨に敏感になった 小学生低学年の時 強雨の場合                                                         家の雨漏り対応(雨漏れヶ所に鍋 薬缶を置いて溜まった水の屋外へ・・・・廃棄作業の担当 傘が無いので                                                   びしょ濡れ時に 着替えが無いので休講したのである

この歳に成っても 貧乏のこの淋しさ 虚しさ 悲しさ お願ね・・・・と言って 稼ぎに出かける母の愛し                                                      さ 後姿で定かで無いが 涙を流していたに違いない Monsieurが極貧生活に堪えられたのは幼過ぎて対応                                                         する手段が無かった事 もう一つ母の温もりから離れなれなかった事だろうか 雨漏れで樹が朽ちた匂いの充                                                              満している部屋の中で知的好奇心塊の処理は近くのお姉ちゃんが譲ってくれた赤線が引かれた教科書であった

雨の中 旧物置を改造した『やんちゃ仲間の夢工房』の中に入ってみた 香水と云うのか 奥深い森林の杉の                                                     木と檜の香りに包まれていた 数百年の銀杏の古木を使って 分厚くて大きな作業台を作るための原木を室                                                      に運び入れた Monsieurの最後の作品 机を仕上げる予定である 物置の改造で2トントラックにお爺ちゃん                                                           の収納物(思い出の品)を廃棄処分をした この結果 この小屋から お爺ちゃんの匂いが消えていた

病院に行ってみると独りで歩けない老人 多分長男のお嫁さんの手を引かれて診察室に屯していた 根性がない                                                         Monsieur この姿をしてまで なってまでしても生きて行かねばならないのだろうか 余分な考えをしないで                                                        『やんちゃ仲間の夢工房』の室内を仕上げ作業を行ないましょう お爺ちゃんの匂いを引き継いで 家長という                                                        立場の者は家風を引き継いで時代を超えた新しい時代に似合うように深化させて 次の世代に全てを委ねる

今のMonsieurさんの心は淋しさと孤独感に包まれているけれど 大きな机を完成させて 大切な仲間と一緒に                                                                   お茶のみが出来れば、お爺ちゃんの笑顔と匂いを引き継ぐ事に成る お爺ちゃんと一緒に裏山に行って落ち葉を                                                       集めに使った処々をナイロンテープで補修した大きな籠の匂いが懐かしい Monsieurさんの残された仕事は尊厳                                                             死を求めないで樹の香りのような地味であるけれど、暖かい施設を完成させるまで生き抜く事 でしょ(!)

2017‐10‐20 Monsieur